お風呂に入っているときや、朝起きて枕を見たときに、ふと抜け毛の量が気になることはありませんか?
正常な状態でも生えかわりで、ある程度髪の毛が抜けます。とはいえ、たくさん抜けているのを見ると思わずドキッとしてしまうことも。髪の毛が抜けるのにはさまざまな原因が考えられますが、なかには思わぬ病気が隠れていることがあります。そこで今回は、抜け毛で疑われる病気にはどんなものがあるのか、どんな抜け毛には特に気をつけたほうがいいのかなどを解説していきます。抜け毛が気になり始めている方は、ご自分の状況とも照らし合わせてチェックしてみてください。
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- 【資格】
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日本形成外科学会専門医
医学博士(信州大学)
- 【所属学会】
-
国際形成外科学会会員
日本美容外科学会会員
日本皮膚科学会会員
日本美容皮膚科学会会員
日本抗加齢学会会員
日本熱傷学会会員
日本救急医学会会員
日本フォトダーマトロジー学会理事
髪が抜ける原因は?
まずは、一般的に抜け毛がどんな原因で引き起こされるのかを見てみましょう。
生活習慣の乱れ
- 生活習慣の乱れは体調の悪化を招き、抜け毛につながります。例えばファストフードや高脂肪の食事ばかりでは栄養が偏り、健康だけではなく頭皮にも影響を与えてしまいます。そのほかにも睡眠不足、過度の飲酒や喫煙といった習慣がある方は要注意です。また、女性の場合は過度なダイエットからホルモンバランスが乱れ、頭皮に栄養素が届かず髪が抜けてしまうケースもあります。
生活習慣は一度に大きく変えることが難しいため、自身の生活習慣を見直し、直せるところから徐々に改善していきましょう。
過度なパーマやカラーリング
- おしゃれなヘアスタイルのために、パーマやカラーリングなどをすることがありますよね。しかし、過剰なパーマやカラーリングは髪や頭皮へのダメージにつながり、薄毛の原因となります。
また、いつも同じ分け目のヘアスタイルや、同じ部分できつく結ぶことも、髪や頭皮に物理的なストレスがかかってしまいます。カットやヘアアレンジなどを工夫し、パーマやカラーリングに頼りすぎないヘアスタイルのおしゃれを楽しむようにしましょう。
周囲の環境
- 紫外線やストレスなど、生活するうえでの環境も抜け毛や薄毛の原因となります。
外出するとき、肌には日焼け止めを塗るけれど、頭皮や髪は特に何もしていない方も多いですよね。外出の際には、紫外線をカットするヘアスプレーや帽子などを活用し、髪も紫外線対策をするのがおすすめです。
また、ストレスをため込みすぎるのも髪にとってよくありません。仕事や対人関係などで受けるストレスから血行が悪くなり、頭皮へ栄養が運ばれず髪が抜けてしまう方もいます。そのほかにも、上記に挙げた「睡眠不足」がストレスの原因となってしまうことがあります。自分なりに発散できる方法を見つけ、ストレスをため込まないよう気をつけましょう。
加齢や病気
- 加齢やホルモンバランスの乱れ、病気なども抜け毛や薄毛の原因につながります。
男性ホルモンと女性ホルモンの比率が大きく変化してしまうことが脱毛を招いてしまうほか、男性ホルモンが増えすぎることで、健康な髪の成長を妨げてしまうジヒドロテストステロンという物質が発生してしまうためです。
また、内臓などの病気による抜け毛については次の項目でより詳しく紹介しますので、ぜひ参考にしてみてください。
このように、生活習慣や周囲の環境、体調、髪のおしゃれなど、髪が抜ける原因にはたくさんの要因があることがわかります。抜け毛対策に、意識して改善していけそうなこともありますね。思い当たることがあったという方は、要因を取り除けるよう意識してみてください。
抜け毛の原因についてもっと詳しく知りたい方はこちら
女性の抜け毛の原因はとても複雑で、出産などが原因となることもあります。複数の要因が絡み合っていることもあるため、より詳しく原因について知りたい方は、こちらの記事も参考にしてみてください。
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病気の疑いがある抜け毛
髪がたくさん抜ける、抜け毛だけでなく体調不良もあるという場合、内臓の病気なども考えられます。では、どんな抜け毛の場合には病気の心配があるのかを見ていきましょう。
脂漏性皮膚炎
- 髪が抜けるのと同時に次のような症状がある場合、脂漏性皮膚炎が疑われます。
・フケが多い、大きなフケが出る
・頭皮が赤く炎症を起こしている
脂漏性皮膚炎は、皮脂の分泌が盛んな部位に発症し、赤みや皮むけなどを引き起こす病気で、原因は発汗やビタミン不足などのほか、マラセチアというカビが関係することもあります。
初期であれば、こまめな洗髪や食生活の見直しなどで症状を抑えられます。洗髪の際には低刺激の石けんを使用し、強くこすらないようにしましょう。食生活では、ビタミンB群を多く含む食材を意識し、刺激となる脂肪や糖分、香辛料、アルコールなどを控えるのが望ましいです。
重症化してしまうと湿疹ができたり、たくさん毛が抜けたりしてしまいます。その際には、医療機関の受診を検討してみてください。医療機関では主に、ステロイドや抗真菌外用剤などで症状の緩和を目指します。
甲状腺機能低下症
- 髪が抜けるのと同時に次のような症状がある場合、甲状腺機能低下症の疑いがあります。
・倦怠感が強く、いつも眠い
・皮膚が乾燥し、夏も汗をかかない
・顔のむくみが気になる
・体重が増えた
・手足がしびれるような感じがある
甲状腺機能低下症は、甲状腺ホルモンが低下することで全身の代謝が鈍くなり、さまざまな不調が表れる病気です。女性がかかりやすい病気で、髪の毛のほかに眉毛の外側3分の1が抜けてしまうこともあります。
医療機関では、甲状腺ホルモン薬や抗甲状腺薬などを用いて治療を行います。抜け毛とともに甲状腺機能低下症の症状が見られた場合には、できるだけ早く医療機関を受診することをおすすめします。
女性の男性型脱毛症(FAGA)
- 毛が抜けるのと同時に次のような症状がある場合、女性の男性型脱毛症(FAGA)が疑われます。
声が低くなる
ニキビが増える
月経不順が起きる
あご、もみあげなどの男性的な部分に毛が生えてくる
女性の男性型脱毛症は、男性ホルモンの量が過剰になってホルモンバランスが崩れることで引き起こされます。女性の男性型脱毛症の抜け方には、特に頭頂部の薄毛が目立つ、髪が細くなる、全体的に髪が薄くなるなどの特徴があります。女性ホルモンが影響するため、髪の毛がすべて抜けてしまうということは少ないといわれています。
医療機関では、ミノキシジルやホルモン調節薬などにより症状の緩和を目指します。また、ブラッシングやシャンプーをソフトタッチで丁寧に行うなど、頭皮や髪のセルフケア方法の改善も大切です。

まとめ
髪がたくさん抜けてしまう場合、病気の可能性や生活習慣の乱れなど、さまざまな原因が考えられます。内臓の病気から抜け毛が起きているケースもあり、自宅でケアをするだけでは改善しないこともあります。また、一部の脱毛症は放っておくと進行してしまい、抜け毛や薄毛がさらにストレスとなり、悪循環を生んでしまいます。
そのため、いつもより髪がたくさん抜けてしまう、薄毛が目立つなどの症状が表れた場合は、まず原因を知ることが大切です。近年では女性の脱毛症や薄毛をメインに診療している医療機関もありますので、一度相談に訪れてみてはいかがでしょうか。
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