薄毛・抜け毛の治療方法【医師監修】女性の抜け毛治療は皮膚科でいいのか

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抜け毛対策には育毛剤などを使ったセルフケアの他に、病院を受診するという方法もあります。「抜け毛で病院に行くなんて……」と、少し大げさに感じる人もいるかもしれませんが、抜け毛の悩みを病院で治療する女性は増えています。しかし、いざ病院へ行こうと思っても「でも私は何科を受診すればいいの?」と悩む方も多いのではないでしょうか。

この記事では、抜け毛の原因別に何科を受診すべきなのかを解説するとともに、皮膚科ではどんな検査や治療を行っているのか紹介します。抜け毛に悩んで病院の受診を考えている方は、ぜひ参考にしてください。

抜け毛が気になる場合、病院に行った方がいい?

抜け毛が気になる場合、病院に行った方がいい?

健康な髪の毛の持ち主であっても、髪の毛は毎日抜けるものです。

一般的に、健康な人であっても1日に50~100本ほどの髪の毛が抜けるといわれています。そのため、毎日100本以上の髪の毛が継続して抜け続けているという場合には、何らかの異常脱毛が起きていることが考えられるでしょう。

「抜け毛の本数を毎日いちいちチェックするのは難しい……」と思う場合には、シャンプーの前に、排水口にネットをつけるのがおすすめです。一日の抜け毛の多くはシャンプーのときに抜けるといわれているため、大まかな抜け毛の本数をチェックすることができます。

また、抜け毛の本数だけではなく毛根の状態にも注目しましょう。毛根が黒かったり、そもそも毛根部分が膨らんでおらず尖っていたりするときも異常脱毛が疑われます。これらの場合には、何らかの抜け毛対策をすることが勧められます。

では、どんな抜け毛の場合は病院の受診を考えた方がいいのでしょうか。

まず、頭皮に腫れやかゆみがあったりフケが大量に出ていたりと、頭皮トラブルが原因の抜け毛である場合です。抜け毛対策の前に病院を受診して頭皮トラブルを治し、土壌を整えなければ、健康な髪の毛を育てるのが難しいためです。

次にストレスなどの精神的な原因である場合です。こちらも、原因となっているストレスを緩和させないと、育毛が難しいと考えられます。

また、特に女性に多くあらわれる脱毛症として、びまん性脱毛症があります。「びまん」には「広がる、はびこる」などの意味があります。頭部全体の髪の毛が薄くなっていき、髪の密度が減少することで地肌が透けて見えるようになるという特徴があり、病院で診断を受けたうえで治療するのが望ましい症状です。

抜け毛で病院を受診するなら何科?

抜け毛で病院を受診するなら何科?

頭皮トラブルの問題の場合

頭皮に大量のフケやかゆみ、腫れなどのトラブルがある場合は皮膚科を受診しましょう。頭皮も皮膚の一部であるため、皮膚疾患の専門家である皮膚科医の診療を受け、症状を改善させるのが望ましいです。脂漏性皮膚炎などの、抜け毛につながる皮膚疾患にかかっていた場合も、皮膚科で治療を受けることができます。

ストレスなどの精神的な問題の場合

強いストレスなどの精神的な問題が原因の場合、心療内科を受診しましょう。心療内科では、頭皮や髪の毛に直接働きかけるような治療は基本的に行っていません。ですが、原因となっている精神的な問題を改善することにより、抜け毛の改善が期待できます。特にストレスはホルモンバランスの乱れや血流の悪化などを招き、抜け毛の原因となりやすいため、緩和することで健康な育毛につながります。

なお、ストレスなどの精神的な原因であった場合にも、多量のフケや頭皮の腫れなどの異常が見られる場合は皮膚科を受診するのがおすすめです。既に皮膚に症状が表れていると、治療薬などによる改善が必要なためです。

皮膚科で受けられる抜け毛検査や治療の内容は?

皮膚科で受けられる抜け毛検査は主に問診です。

抜け毛が気になりはじめたのはいつ頃からか、思い当たる原因がないか、どのような生活習慣があるかなどを聞き、患者さんの状態を確認していきます。なかにはストレスに関する質問項目もあるため、ストレス性の抜け毛にもある程度は対応しているといえるでしょう。頭皮に湿疹や炎症などがないか、フケや皮脂が過剰でないかなどは医師が目で見て判断します。

治療は主に投薬で行われます。皮膚科では抜け毛以外にも幅広い皮膚疾患を相談することができますが、薄毛治療を専門とする医師はいないことが多く、専門のクリニックに比べると処方される薬の種類も少なめの傾向があります。

病院だけでなく専門クリニックに相談

このように、頭皮に明らかに炎症や過剰なフケがある場合には皮膚科を受診することが勧められますが、びまん性脱毛症が疑われるなどの他のケースでは、抜け毛や薄毛を専門とするクリニックに相談するのも良いでしょう。専門のクリニックには頭皮や髪の毛に関する知識が豊富な医師がいることが多く、問診だけではなく血液検査やマイクロスコープを使用した頭皮チェックなどを受けられることもあります。

治療もクリニックによっては投薬だけではなく、注射による治療や植毛治療などのさまざまな方法で対処しています。処方される薬の種類も皮膚科より多い傾向にあるのが特徴です。患者さんの体質や症状などを考慮して、それぞれに合った薬の処方を行っています。

「専門のクリニックは敷居が高くて……」と感じる女性は多いかもしれませんが、女性の抜け毛の原因に着目しているクリニックに足を運ぶことで、セルフケアや病院の受診ではなかなか改善しなかった抜け毛が改善する可能性もあります。

専門クリニックを選ぶポイント

受診する専門クリニックを選ぶ際には「通いやすさ」、「治療方法」、「無料カウンセリングの有無」などに着目しましょう。

通いやすさは、クリニックに行くまでにかかる時間や交通費などを指します。抜け毛治療は長い期間をかけて、こつこつと通院しながら行うのが一般的です。通う負担が大きいと、しだいにクリニックから足が遠のいて途中で治療をやめてしまう可能性があるため、負担が少なく通いやすいクリニックを選びましょう。

治療方法は、投薬の他にも注射や植毛治療などの施術があるかどうかを調べてみましょう。投薬だけではなく、他に対応している治療方法があるクリニックのほうが、治療の選択肢が広がります。もしも具体的に希望する治療方法がある場合、特に注目したいポイントといえます。

無料カウンセリングを実施しているクリニックだと、治療前にクリニックの雰囲気や疑問点を知ることができ、安心して治療に臨みやすいといえるでしょう。

Summaryまとめ
ひと言で「女性の抜け毛」といっても、その原因はさまざまです。男性に比べ、女性の抜け毛の原因は複雑に絡み合っているといわれています。過度なダイエットなどによる栄養不足、ストレスによるホルモンバランスの乱れや乾燥による頭皮環境の悪化などのほか、妊娠や出産をきっかけに抜け毛が起きることもあります。原因に合わせて病院のどんな診療科を選ぶか、専門のクリニックにするかなどを考えることが抜け毛の改善につながります。

頭皮に異常は見られないし、ケアもしているのになぜ抜け毛が改善しないのかわからないという場合には、専門のクリニックで相談してみるのがおすすめです。自分では思いもよらなかった原因を知り、対処することで抜け毛の改善につながる可能性があります。無料カウンセリングを受けられるクリニックもありますので「専門のクリニックってどんな感じなんだろう?」と雰囲気を確かめに行くような気持ちで、気軽に相談してみてください。

自分に合ったクリニックや治療法を見つけ、抜け毛に悩まされない生活を送りましょう。

この記事の監修医師

AGAスキンクリニック レディース院 診療顧問麻生 泰(あそうとおる)医師

【資格】
医学博士(慶応義塾大学)
【所属学会】
日本形成外科学会
日本美容外科学会
日本マイクロサージャリー学会
AGAスキンクリニック レディース院 ドクター紹介

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