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薄毛・抜け毛の病気びまん性脱毛症とは?女性に多い脱毛症の原因と予防方法について解説
2024/06/03 更新
びまん性脱毛症とは、女性の脱毛症の中で最も発症しやすく、髪全体のボリュームが失われるのが特徴です。「分け目が薄くなった…」と感じたら要注意です。
原因は様々で、20代から発症するケースも珍しくありません。誰しも発症する可能性があるびまん性脱毛症について、ここでは解説していきます。
「びまん」とは「一面に広がる」という意味で、男性のように部分的に脱毛が進むのではなく、頭皮全体が薄くなるのが特徴です。全体が徐々に薄くなっていき、気づいたときにはかなり進行しているケースもあります。
ダイエットやストレス、不規則な生活といったことも原因となります。原因がひとつではなく、複数が複雑に絡み合っていることが多いのも女性の薄毛が男性の薄毛と違うところです。閉経という節目に向かう40代後半以降の女性で、女性ホルモンが著しく減少する際に「FAGA(女性男性型脱毛症)」という、男性のように前頭部や頭頂部から薄毛が広がる脱毛症になる方もいて、年齢から起こる「びまん性脱毛症」の1つです。
びまん性脱毛症はホルモンバランスや自律神経の乱れによって発症することがあります。また、髪の毛の成長にはたんぱく質をはじめとした十分な栄養の供給が必要ですが、内臓系や消化器系のトラブルなどにより、栄養が十分に吸収されず、びまん性脱毛症が引き起こされるのです。ストレスが多い方も要注意です。
びまん性脱毛症の症状の大きな特徴は、頭部全体の髪の毛が薄くなってしまうことです。
以下項目に当てはまらないか、セルフチェックしてみてください。
以上のような症状で悩んでいる場合、びまん性脱毛症が疑われます。頭皮全体の髪の毛が薄くなるために、地肌が透けて見え、ヘアスタイルにボリュームが足りないと感じやすくなります。
また髪の毛の本数だけでなく、髪の毛自体が細く弱々しくなってしまうことも、ボリュームダウンの原因となります。びまん性脱毛症の原因のひとつである血行不良や栄養不足が、健康な髪の毛の育成を阻害してしまう可能性があるためです。
抜け毛をチェックしたときに細い毛が多いという場合は、上記の理由で健康な髪の毛が育っていなかったり、育ちきる前に抜け落ちてしまっていたりする可能性があるため、注意が必要です。
一日に数百~数千本の髪の毛が抜けるなど急速に進む事例はかなり少なく、一般的には「気が付いたら以前より薄くなっている」というケースが大半です。進行スピードに関しては個人差があることを覚えておきましょう。
びまん性脱毛症は、主に加齢が原因で発症します。具体的には、30代後半ぐらいから発症する女性が多いといわれています。
年齢を重ねることで女性ホルモンの分泌量が減少し、ホルモンバランスが崩れてしまうためです。
しかし、びまん性脱毛症は若い女性でも発症の危険性があります。若い女性が発症する主な原因は、睡眠不足や偏った食生活などの生活習慣の乱れ、過度なダイエットによる栄養不足です。
ほかにも、ストレスをためこむことや間違ったヘアケア、カラーやパーマなどのしすぎによる髪や頭皮への負担が、びまん性脱毛症の原因となります。
びまん性脱毛症は30代後半から発症する女性が多いといわれていますが、若い方でも睡眠不足による自律神経の乱れ、偏った食生活、過度なダイエットなどにより女性ホルモン分泌のバランスが崩れることで引き起こされます。これらが原因となり、必要な栄養が毛髪まで行き届かないのです。
また、出産後の薄毛は「分娩後脱毛症」の可能性もあります。詳しくはこちらのリンクを参照してください。
【医師監修】出産・産後に起こる抜け毛の原因と対策
年齢を重ねることで女性ホルモンである「エストロゲン」の分泌が減少し、発毛サイクルが乱れることもびまん性脱毛症の原因になります。
ため込んだストレスや間違ったヘアケア、カラーやパーマなどのしすぎによる髪や頭皮への負担が、びまん性脱毛症につながることもあります。
男性の脱毛症には、男性ホルモンの一種である「ジヒドテストステロン(DHT)」が影響しているケースが多く見られます。DHTはテストステロンという男性ホルモンが、5αリダクターゼと呼ばれる還元酵素によって変換されて発生する悪玉男性ホルモンで、AGA(男性型脱毛症)の原因となることで知られています。
5αリダクターゼにはⅠ型とⅡ型があり、より強いDHTを生み出すといわれるⅡ型が額などの生え際や頭頂部に多く存在することから、男性はそれらの部分から抜け毛が進行する傾向にあります。
いっぽう女性の脱毛症は、ストレスによる自律神経の乱れや加齢などによって頭皮の血流が悪くなったり、食生活の乱れによって栄養が不足したりすることで起こりやすいです。そのため、部分的にではなく頭部全体の髪の毛が薄くなるびまん性脱毛症が多いと考えられるでしょう。
栄養バランスの整った食事を摂っているでしょうか。健康な髪の毛を育てるための食材として、髪の毛の原料となるたんぱく質を含む肉や魚、髪の毛の主成分を合成する際に必要な亜鉛を含む牡蠣やレバー、健やかな頭皮環境を育むビタミンB類を含む玄米やマグロなどがあります。
同じものばかりではなくさまざまな食材を組み合わせ、髪の毛によい食材を取り入れたメニューに挑戦してみてください。
加齢によるびまん性脱毛症が疑われる場合、女性ホルモンを補うことが対策となります。大豆に含まれる「大豆イソフラボン」は「植物性エストロゲン」とも呼ばれており、女性ホルモンの一種であるエストロゲンに似た働きをすることで知られています。納豆や豆腐、豆乳などから意識して摂取するのが望ましいでしょう。
若い女性の場合、生活習慣の見直しを中心に対策をしましょう。女性は仕事による多忙だけではなく、育児や過度なダイエットなどで食事回数が減ることも考えられるため注意が必要です。
習慣で行なっていたヘアケアを見直すことも、びまん性脱毛症の改善につながります。シャンプーは自分に合ったもので、正しく行えているでしょうか。日々のシャンプーでダメージが発生してしまうと、抜け毛が進行しやすくなります。洗いすぎやすすぎ残しに気をつけ、健やかな頭皮環境が保てるようにしましょう。入浴時や寝る前などに頭皮マッサージを取り入れると、頭皮の血行促進や毛穴の詰まり緩和などに期待できます。
眠っている間に髪の毛を育む成長ホルモンが分泌されるため、良質な睡眠も大切です。成長ホルモンは入眠後3時間以内にたくさん分泌されるといわれていることから、最初の3時間の睡眠を深く充実させるのが大切になります。寝る1時間前にはスマホやパソコンの画面を見るのをやめ、軽く手足のストレッチをする、リラックスできる香りのアロマオイルをたくなどして眠る準備を整えましょう。
社会生活でたまるストレスは、自分なりの発散方法を見つけておくのがおすすめです。親しい人とおしゃべりをする、緑の多い場所を散策する、カラオケで大声を出すなどさまざまな方法が考えられます。睡眠2時間ほど前の軽い運動は、ストレスの発散とともに、眠りにつきやすくなる効果も期待できるためおすすめです。
生活習慣やセルフケアの見直しをしても変化が見られないという場合は、市販の育毛剤やクリニックで処方される薬剤での治療も方法のひとつです。特にクリニックの処方薬は、それぞれの症状や体質などを考慮してもらえるメリットがあります。不安や悩みが強い場合は専門家である医師に相談してみましょう。
AGAスキンクリニックでは、無料のカウンセリングを行っており、相談しやすい環境を整えています。
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ドクターからの回答
自然に治ることは期待できません。進行が進めば進むほど、治療にかかる費用や時間も増えますので早めの受診をお勧めします。
ドクターからの回答
「髪のボリュームが減った」「つむじが目立つ」「髪がよく抜ける」「髪が細くなった」「地肌が透けて見える」 などがあります。
ドクターからの回答
自由診療のため、保険は適用されません。女性型AGAも男性のAGA同様に、命に関わる病気でないとされているためです。ただし、お得にご利用いただける各種プランはご用意しております。
監修医師
AGAスキンクリニックレディース
診療顧問 田中洋平医師
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