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エイジングケア・育毛ケア【医師監修】髪が細くなる要因と髪を太くする方法を解説
2023/09/21 更新
抜け毛が増えたわけではないのに、「髪のボリュームが足りなくてヘアスタイルが決まらない」「前よりも頭皮が目立っている」と、感じることありますよね。
そのようなときは、髪の毛が細くなっているのかもしれません。髪の毛が細くなると密度が薄くなるため、本数に大きな変化がなくても髪の毛が薄くなったように見えます。さらに、髪の毛が細くなる原因を放っておくと抜け毛につながることも。
この記事では「髪の毛が細くなったかも!?」と感じている方に、原因や対処法をご紹介します。太くてハリのある健康な髪の毛を取り戻すための参考にしてください。
「髪が細くなる」といっても、どのような判断基準があるのかわかりにくいものです。もちろん、頭皮が健康な状態であっても生まれつき髪の毛が細めの人、太めの人がいますので、太さに関する絶対的な基準が存在するわけではありません。あくまで目安として、日本人の平均的な髪の太さは、0.05mm~0.15mmの間といわれています。とても小さい数字のため自身で確認するのは難しいですが、太さを確認したいという方は専門のクリニックで行っている、マイクロスコープでチェックしてもらえます。
人によって髪の太さが異なるのはなぜでしょうか?また、若い頃は髪の毛が太かったのに、徐々に細くなってしまう方もいます。その原因を理解するために髪の太さは、どのように決まるのかを知っておく必要があります。
まず、髪の毛は主に3つの部分から構成されています。内側からメデュラ、コルテックス、キューティクルです。この構造はちょうど海苔巻きに似ており、中心部にある具材がメデュラ、それを包むご飯がコルテックス、そして一番外側でそれらを包み込む海苔がキューティクルです。
キューティクルはメディアや広告でよく紹介されていますが、メデュラやコルテックスはあまり知られていません。
実は髪の太さに関していえば、キューティクル以上に大事なのがコルテックスで、髪の毛の大部分85~90%がコルテックスからできているからです。また、コルテックスは太さだけでなく、髪の色やしなやかさ、潤いとも大きく関係しています。つまり、髪の太さや質はコルテックスによって、大きく左右されるということです。
髪の毛が太い人には、どのような特徴があるのでしょうか?まず、髪の太さは日本人の平均である0.15mm以上で、しっかりコルテックスが含まれている方は、髪の毛にハリやコシがあります。また、全体的に髪にボリュームがあり、若々しい印象を人に与えます。
髪の毛が細い人の特徴は、髪の太さが日本人の平均0.05mmを下回ります。コルテックスが不足していると、ハリやコシも少なく、髪質が柔らかいためペタッとした印象になります。全体的にボリュームが不足しているように見え、髪の毛が太い人に比べて老けているように見えてしまいます。また、同じ本数であっても髪の毛が細いと地肌が見えがちになります。
髪の毛が細くなる原因といっても、見当がつかないという方も多いのではないでしょうか。髪の毛が細くなる原因は、加齢や生活習慣の乱れ、ヘアケアの誤りなどさまざまです。今回は髪の毛が薄くなる6つの原因について詳しく見ていきましょう。
歳を重ねると健康な髪の毛の持ち主でも、細毛に悩まされることがあります。頭髪への栄養は、頭皮の毛細血管を通して送られますが、加齢にともない毛細血管が老化することで、健康な状態に保つための栄養が十分に届かなくなります。それによって髪の毛が栄養不足となり、細くなるのです。加齢による細毛は自然なことなので、ある程度は誰にでも起こり得るといえます。
しかし、20代などの若いときから髪の毛が細くなるケースも多くあります。その場合はほかの原因に心当たりがないかを考えてみましょう。
髪の毛が細くなる栄養不足は主にふたつに分けられます。血流が悪く髪の毛に栄養が行き届いていないケースと、食事で十分な栄養が取れていないケースです。
喫煙などで血管が収縮したり、脂肪分の多い食事ばかりで血行が悪くなったりすると、髪の毛に十分な栄養が行き届かず、健やかな成長の妨げとなってしまいます。
また食事で必要な栄養素が摂取できていない場合も、髪の毛が栄養不足に陥る原因となります。不足することで髪の毛の成長に影響する栄養素は、鉄分や亜鉛、ビオチン、ビタミンB12などが挙げられます。若い女性の場合、ダイエットのために過度な食事制限をすることで陥りやすいです。またたくさん食べて栄養を摂取しているつもりでも、いつも同じものばかり食べていると栄養不足を招く可能性があります。
仕事や子育てなどで眠る時間を十分に取れないという女性も多いですが、睡眠不足も髪の毛が細くなる原因となります。髪の毛を健やかに育む成長ホルモンは、眠っている間に分泌されるためです。
パソコンやスマートフォンなどが普及している現代では、寝る直前まで画面を見ていることで睡眠の質が悪くなりがちです。きちんと寝ているつもりでも成長ホルモンが不足する場合があり、髪の毛が細くなる要因につながりやすくなります。
まめにヘアケアをしていても、ケア方法に誤りがあると髪や頭皮にダメージを与え、髪の毛が細くなる原因となる場合があります。爪を立ててシャンプーをしたり、濡れた状態の髪の毛を放置したり、思い当たることはないでしょうか。ケア方法だけではなく、使用しているシャンプーなどのケアアイテムがダメージの元となることもあります。
またカラーリングやパーマも、髪の毛に大きな負担をかけ、細毛を招く可能性があります。おしゃれに気を使ってこまめにカラーリングをしているという方は、ダメージに注意しましょう。
過度なストレスを受けたり、たまったストレスを発散できない状態が続いたりすると、自律神経の乱れから毛細血管が収縮し、血流の悪化によって栄養不足を招きやすくなります。
髪の毛が成長して抜け落ちるまでのヘアサイクルも乱れ、十分に育ちきる前の細い状態で抜け落ちることがあります。
ほかにもストレスにより、ホルモンバランスが崩れて男性ホルモンの働きが活発化することで、髪の毛が細くなるケースなどがあります。このようにストレスは、髪の毛の成長に大きな影響を及ぼします。
髪の毛が細くなる背景に、脱毛症や内臓疾患などが隠れていることもあります。脱毛で悩む女性のなかで、特に多いびまん性脱毛症や甲状腺疾患、鉄欠乏性貧血などの病気が考えられます。これらの脱毛症や内臓疾患などが原因である可能性もありますので、髪の毛が細くなった場合にはセルフケアだけではなく、専門のクリニックの受診も視野に入れておきましょう。
髪の毛が細くなる原因には、髪の毛とは一見関係ないような睡眠や食事、ストレスなどが関わっていることがわかりました。具体的にどのように見直しすればよいのかわからない方のために、紹介した原因をもとにした対処法を紹介します。今日からすぐに実践できるので、太くしなやかな髪を取り戻すためにぜひ参考にしてください。
最も身近なヘアケアのひとつである、シャンプーを見直すことから始めましょう。シャンプーは「なんとなく」「以前からこうしていたから」という理由で、自己流の方法で行っている方も多いのではないでしょうか。この機会に、正しいシャンプーの方法をおさらいしましょう。
まずはシャンプーの前にブラッシングをして髪のもつれを取り、お湯で素洗いをするところから始めます。熱すぎるお湯を使うと髪や頭皮への刺激になったり、シャンプー剤が泡立ちにくかったりするため、お湯の温度には気をつけましょう。素洗いで気をつけるのは「お湯で髪を濡らす」ではなく「お湯で髪を洗う」と意識することです。頭皮全体が濡れるようにしっかり素洗いをすれば、この時点で髪の汚れは半分以上落ちるといわれています。
シャンプー液を手に取ったら、直接髪や頭皮につけるのではなく、まず手のひらで泡立てましょう。原液をそのままつけると、刺激の原因となります。泡立てたシャンプーを使い、頭皮を中心に指の腹で揉み込むように洗います。洗う中心は髪の毛ではなく頭皮ということを意識しましょう。
すすぎは念入りに行い、すすぎ残しのないようにします。生え際や耳の裏などはシャンプー液が残ってしまいやすいため、意識してきちんとすすぐよう気をつけましょう。シャンプー液が残ってしまうと、頭皮環境が悪化する原因となります。
シャンプー後の濡れた髪は、自然乾燥ではなくドライヤーを使ってきちんと乾かしましょう。「ドライヤーの熱が髪のダメージになるのでは?」と感じるかもしれませんが、濡れた状態の髪をそのままにしておくと、傷みやすくダメージのリスクが高いです。その上頭皮が細菌の繁殖しやすい状態になり、頭皮環境の悪化にもつながります。ドライヤーの熱によるダメージは、先にタオルドライでしっかり水気を取り、髪から離して使用することで抑えることができます。
ここまではシャンプーの方法について見てきましたが、なんとなく選びがちなシャンプー剤の選び方にも気を配りましょう。髪の毛が細いことで悩んでいる場合、優しく洗える「アミノ酸界面活性剤」を使用したシャンプーがおすすめです。専門のクリニックで医師に相談し、自分に合ったシャンプーのアドバイスをもらうのもよいでしょう。
髪の毛を作る栄養素を取り入れる食生活を見直すことで、細い髪の改善に期待できます。基本となるのは栄養バランスのよい食事です。さまざまな食品を取り入れ、脂肪分の多すぎないバランスのいい食事を心がけましょう。
そのうえで、細い髪の毛を太くするために意識して摂取したい栄養素としてたんぱく質、各種ミネラル、各種ビタミンが挙げられます。たんぱく質は髪の毛の原料となるため、欠かせない食材といえます。亜鉛などのミネラルは髪の主成分であるケラチンを合成する際に必要な栄養素で、ビタミンB2などの各種ビタミンはたんぱく質を摂取する際の助けになります。健やかな頭皮環境を維持するためにも大切な栄養素です。
たんぱく質は肉や魚、卵などに多く含まれ、ミネラル類は海藻や牡蠣、チーズなどに含まれています。ビタミン類は野菜や果物、豚レバーや牛レバーなどに含まれています。メニューを考える際、髪の毛の成長に大切な食べ物を意識して取り入れてみてくださいね。
そして、大切だけれど意外と見落としがちなのが水です。水や白湯をたくさん飲むことで、体内の循環を良くすることに期待できます。「水は味がないから水をそんなに飲めない」という場合も、水に少しレモン汁を絞って風味付けするなどの工夫をしてみましょう。
睡眠を見直す際に大切なことは、睡眠の質を高めることです。髪の毛を育むために大切な成長ホルモンは、眠りに入ってから3時間以内に分泌されることがわかっています。そのため4時間以上の睡眠を取ることが望ましいですが、「忙しくて睡眠時間があまり取れない」という方も、短い睡眠時間に良質な睡眠を取れるよう工夫しましょう。
寝る直前までパソコンやスマートフォンの画面を見ていると、脳が覚醒しスムーズに入眠する妨げとなります。就寝の1時間前には見るのをやめ、読書などほかのことをして過ごすのが望ましいです。寝る前に暴飲暴食をしたり、お酒を飲んだりするのも控えましょう。お酒を飲むと眠りやすくなると考えがちですが、眠りに入りやすくなるだけで、深い眠りの妨げとなるため注意が必要です。
日中に軽い運動をすると血行が促進され、快適な睡眠につながりやすくなります。
髪の毛が細くなってきたと感じたら、髪型を見直してみましょう。髪の毛が細いと、全体的にボリュームが失われているように見えます。若々しく見せるために、髪型を工夫してふんわりさせてみると雰囲気が変わります。
女性の場合、ロングやセミロングの方も多いと思いますが、髪の毛が長いとどうしてもその重さで全体がペタッとしてしまいます。髪の毛が細くなってきていると気づいたら、思い切ってショートヘアにしてみるのもひとつの方法です。また、ショートが自分に似合わず、ロングヘアがよいという方は、ドライヤーを上手に使いましょう。スタイリングするときにドライヤーの風を下から当てると、髪の毛がふんわりして全体的にボリュームがでますので試してみてください。ただ、当然ながら時間と共にボリュームが失われてしまうことに注意が必要です。
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ドクターからの回答
自由診療のため、保険は適用されません。女性型AGAも男性のAGA同様に、命に関わる病気でないとされているためです。ただし、お得にご利用いただける各種プランはご用意しております。
監修医師
AGAスキンクリニックレディース
診療顧問 田中洋平医師
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