エイジングケア・育毛ケア【医師監修】抜け毛を防ぐ、頭皮に優しいブラッシングとは

2023/09/19 更新

抜け毛を防ぐ、頭皮に優しいブラッシングとは

朝起きたときやシャンプーの前、寝る前など、ブラッシングは一日に何度もするものですよね。そんなブラッシングの方法を意識したことはあるでしょうか。正しいブラッシングをすることで、抜け毛を防ぐ、きれいな髪の毛を保つなどのさまざまなメリットに期待できます。この記事ではブラッシングの作用や正しいやり方などを紹介しますので、頭皮に優しいブラッシングをするための参考にしてみてください。

ブラッシングの作用は

毎日何気なく行っていることが多いブラッシングですが、どのような作用に期待できるのでしょうか。この項目ではブラッシングのさまざまなメリットを紹介します。

作用1:髪のもつれを取る

ブラッシングの目的といえば、髪のもつれを取ることだと考えている方が多いのではないでしょうか。毛流れを整えることで髪が扱いやすくなり、スタイリングしやすくなるのは、ブラッシングの大きなメリットといえます。

作用2:髪に潤いやツヤを与える

ブラッシングには、髪に潤いやツヤを与える作用もあります。どのような仕組みで髪にツヤが出るのでしょうか。

頭皮からは乾燥を防ぐための皮脂が分泌されています。通常、この皮脂は毛根部分についているのですが、ブラッシングをすることによって髪全体に行き渡らせることができます。そのため髪の毛にツヤが出るというわけです。

作用3:髪の汚れを取り除く

ブラッシングで髪についているホコリやフケ、スタイリング剤、抜け毛などを払い落とすことができます。そのためシャンプー前にブラッシングをすることで、より汚れを落としやすくなります。毛流れを整えることで、見た目の清潔感もアップします。

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正しいブラッシングの方法

さまざまなメリットがあるブラッシングですが、誤った方法で行うと頭皮や髪のダメージの原因になってしまうことも。この項目では正しいブラッシングの方法を紹介します。

方法1:ローションをつける

髪がパサパサな状態でブラッシングをすると、摩擦で髪の毛を傷つけてしまうことがあるため、事前にヘアオイルやブラッシング用のローションをつけると良いでしょう。ブラシの滑りをよくして摩擦ダメージを軽減するほか、スタイリングを長持ちさせることにも期待できますよ。このときローションやヘアオイルの代わりに水で濡らしてしまうと、髪の毛がダメージを受けやすくなってしまうので避けましょう。

方法2:毛先からブラッシングを始める

ブラッシングは毛先から始め、だんだん全体をとかしましょう。髪がもつれてブラシが引っかかる場合、そのまま無理やり引っ張ると切れ毛の原因となってしまいます。いったんブラシを離し、表面部分から少しずつ髪の毛を取って、もつれを優しくほどきましょう。それでもほどけない場合、もつれ部分の上部を押さえて毛根に余分な力がかからないようにしながらブラシでとかします。

方法3:後ろに向けてブラッシング

毛先のもつれが取れたら、全体をブラッシングしましょう。ブラッシングの方向は、顔から後ろへ向けて行います。まず耳の上部分の頭皮から後頭部へ向けてブラッシングをし、反対側も同様にブラッシングしましょう。次は少し上のこめかみ部分から行い、反対側も同様にします。最後に頭頂部から全体にかけてブラッシングして仕上げましょう。

ブラッシングする際の注意点

方法以外にも、ブラッシングをする際に注意したいことを紹介します。頭皮や髪に優しくブラッシングができるよう、気をつけてみてください。

注意点1:ブラッシングのしすぎに注意

ブラッシングにはたくさんのメリットがあることがわかりましたが、やりすぎは禁物です。髪や頭皮のダメージにつながってしまう可能性があるためです。おすすめのタイミングは「起床時」「シャンプーの前」「寝る前」の3回です。また頭皮に炎症や傷などがある場合、悪化させてしまう恐れがあるため、過剰なブラッシングには気をつけましょう。

注意点2:濡れた髪のブラッシングは避ける

シャンプーの直後など、髪の毛が濡れているときはブラッシングを避けましょう。濡れた髪は傷みやすい状態で、ブラシによる摩擦で大きなダメージを受けてしまう可能性があるためです。シャンプー後に毛流れを整えたい場合、荒歯のヘアブラシや手ぐしで優しく整えましょう。

注意点3:力任せなブラッシングはNG

ブラッシング中に絡んだ毛束に引っかかったときなど、無理やり引っ張って力任せにブラッシングをするのはやめましょう。一時的にブラシが通って髪のもつれが取れたように感じますが、枝毛や切れ毛などの原因となるほか、毛根にも負担がかかってしまいます。成長している最中の健康な髪の毛を巻き込んで引き抜いてしまう可能性もあるため、ブラシはいったん離して優しくもつれをほぐしましょう。

注意点4:ブラシは清潔に保つ

頭皮や髪の毛に優しいブラッシングをするためには、ブラシのケアも大切です。汚れたブラシを使用していると、頭皮の傷などから雑菌が入り込み、炎症を引き起こして頭皮環境が悪化してしまう可能性があります。ブラシはこまめに洗い、清潔に保つよう心がけてくださいね。

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おすすめのヘアブラシ

ヘアブラシにはさまざまな種類があることをご存知でしょうか。この項目ではお悩み別におすすめのブラシを紹介します。希望に合わせたヘアブラシを選ぶことで、より快適なブラッシングをしましょう。

髪のボリュームが多い方

髪のボリュームが多い方におすすめなのは「デンマンブラシ」です。ピンの密度が低めなため髪の毛が多くても扱いやすく、髪のダメージの原因となる静電気も起こりにくいのが特徴です。複数のサイズ展開があることから、髪の長さや量に合わせて使い分けることもできます。

髪のうねりや傷みが気になる方

髪のうねりや傷みが気になる場合、頭皮への負担が少ない「クッションブラシ」がおすすめです。土台がクッションでできているため、頭皮に余分な力がかかりにくい特徴があります。クッションブラシで髪の外側からブラッシングをした後、内側からもう一度ブラッシングすることで、きれいにツヤを出しやすくなりますよ。

頭皮の毛穴詰まりやかゆみが気になる方

頭皮の毛穴詰まりやかゆみに悩んでいる方には、ピンで頭皮のマッサージができる「スカルプブラシ」がおすすめです。スカルプブラシを使ってシャンプーすると、指だけでは取り除きにくい頭皮の汚れをかき出しやすくなります

スカルプブラシはマッサージに使用もできます。まずは生え際から後頭部に向けて、顔のたるみを引き上げるイメージでブラッシングをしましょう。頭皮に少しずつ刺激を与えながらブラッシングすることで、血流アップに期待できます。

Summaryまとめ
毎日行うブラッシングに正しい手順があり、ツヤ出しなどのさまざまなメリットに期待できることをご紹介しました。適したブラシで正しくブラッシングすることで、頭皮や髪の毛の悩みを緩和しながらケアができます。ブラッシングで健康な頭皮や髪の毛を育て、抜け毛を防いで髪のおしゃれを楽しめるようにしましょう。

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女性の薄毛治療についての
よくある質問

  • 薄毛・抜け毛の相談だけで予約しても大丈夫ですか?

    ドクターからの回答

    はい、問題ございません。「髪の健康診断」で1年に1度薄毛・抜け毛のチェックのために定期的にご来院いただく方もいらっしゃいます。まずは不安解消のためにもお気軽にご相談ください。完全予約制となりますのでご来院にはご予約が必要となります。院内で極力他の患者さまとすれ違わないように配慮し予約調整させていただいています。ご予約はこちらよりお願いいたします。

  • 女性の薄毛・抜け毛治療の費用はどのくらいかかりますか?

    ドクターからの回答

    薄毛の進行状態やどの程度生やしたいかによって異なります。

    オンライン診療であれば、女性の薄毛・抜け毛予防3,800円/月、抜け毛抑制5,800円/月、髪を増やす場合は10,000円/月から治療できます。来院の場合はまた費用が異なりますが、平均して月々1万~2万円程度のお支払いただいている方が多いです。治療費について、詳しくは料金表ページをご覧ください。

  • 薄毛治療の費用を安く抑える方法はありますか?

    ドクターからの回答

    AGAスキンクリニックレディースでは、各種お得なプランをご用意しております。モニターで利用いただければ30%OFFにて治療いただけます。お支払いに関しても現金以外にクレジットカード、PayPay、LINE Pay、メディカルクレジット(医療ローン)、楽天ポイントもご利用いただけます。

  • 女性の薄毛治療・FAGA治療では、保険は適用されますか?

    ドクターからの回答

    自由診療のため、保険は適用されません。女性型AGAも男性のAGA同様に、命に関わる病気でないとされているためです。ただし、お得にご利用いただける各種プランはご用意しております。

監修医師

AGAスキンクリニックレディース
診療顧問 田中洋平医師

田中 洋平医師のプロフィール写真
エイジングケアや発毛分野で様々な研究を行い、国際誌での英語論文数、英語著書数が業界世界一で、発毛治療の未来に貢献している臨床医・医学研究者です。
【経歴】
2012年12月 東京女子医科大学皮膚科非常勤講師
2019年11月 AGAスキンクリニックレディース 診療顧問 就任
【資格】
日本形成外科学会専門医
医学博士(信州大学
【所属学会】
国際形成外科学会会員
日本美容外科学会会員
日本皮膚科学会会員
日本美容皮膚科学会会員
日本抗加齢学会会員
日本熱傷学会会員
日本救急医学会会員
日本フォトダーマトロジー学会理事

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