薄毛・抜け毛の悩みの原因頭皮が痛いのはなぜ?原因と対処法【医師監修】

2024/09/04 更新

頭皮の痛みに悩まされているなら

頭皮の痛みに悩まされている方は、原因を突き止めたうえで適切に対処しましょう。悩んでストレスがたまると、痛みが悪化する恐れもあります。また、頭皮の健康を守ることは、結果的に薄毛対策にもなります。ここでは、頭皮の痛みの原因と対処法について詳しくご紹介します。

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日常生活上の頭皮が痛む原因

頭皮が痛む原因は、日常生活に潜んでいます。原因に応じて適切に対処することで、改善が期待できます。

フケによる刺激

フケが刺激になり頭皮の痛みを引き起こす場合があります。摩擦や間違ったシャンプーの仕方、栄養不足などで、ターンオーバー(頭皮の新陳代謝)が乱れることによりフケは増えます。フケが気になって頭皮をかきむしると、痛みが強くなる恐れがあるため、できるだけ早い対処が必要です。

頭皮が炎症を起こしている

頭皮に炎症が起きると、痛みや赤み、かゆみなどの症状が現れます。炎症の原因は、摩擦や紫外線によるダメージ、間違ったシャンプーの仕方、皮脂の過剰分泌などさまざまです。


関連記事:頭皮にニキビができる原因とは?治療方法・症状も解説

ヘアケアアイテムが合っていない

ワックスやジェル、シャンプー、コンディショナー、育毛剤など、頭皮に直接触れるヘアケアアイテムが体質に合ってない場合も頭皮の痛みに繋がる可能性があります。頭皮に炎症が起きた原因に応じて適切に対処することで、改善が期待できます。

頭皮が乾燥している

頭皮が乾燥した状態では、外部刺激から頭皮を守るバリア機能が低下しています。そのため、少しの刺激にも過敏に反応して、痛みが現れるのです。頭皮は、空気の乾燥、間違ったシャンプーの仕方、血行不良など、さまざまな原因で乾燥します。

血行不良による頭皮の凝り

血行不良によっても痛みを感じる場合があります。身体が冷えていると頭皮への血流が滞るため、痛みを感じるようになるのです。

ホルモンバランスの乱れ

男性ホルモンが過剰になると皮脂の分泌が増えます。頭皮の常在菌が皮脂を分解して増殖し、頭皮に炎症を引き起こし、痛みが起こるのです。

頭皮の痛みの対処法

頭皮の痛みの原因を取り除くとともに、頭皮環境が整うように対処すれば、症状の改善が期待できます。頭皮の痛みの対処法について詳しくみていきましょう。

シャンプーを見直す

洗浄力が強すぎるシャンプーを使うと、頭皮の皮脂が過剰に洗い流されて乾燥します。その結果、頭皮のバリア機能が低下して小さな刺激に痛みを感じるようになるのです。自分に合った洗浄力のシャンプーに替えると、乾燥が改善する可能性があります。

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洗髪方法を見直す

自分に合ったシャンプーを使用しても、洗髪の方法を間違えると頭皮にダメージが及びます。髪は次のように洗いましょう。

1よくすすいで髪についた汚れを洗い流す
2シャンプー液をよく泡立ててから髪につける
3指の腹でやさしく丁寧に洗う
4泡が残らないように丁寧にすすぐ

爪を立てたり力強く洗ったりすると、頭皮が摩擦によるダメージを受けるため、やさしく丁寧に洗うことが基本です。また、泡が頭皮に残らないよう十分にすすぎましょう。

紫外線対策をしっかりする

紫外線は頭皮に熱ダメージを与えるため、UVケアスプレーなどで紫外線対策をしましょう。また、帽子や日傘などを使うことも紫外線対策になります。そのほか、頭皮のバリア機能を高めるために、頭皮用の化粧水を塗るのもおすすめです。

血行促進マッサージをおこなう

頭皮の血行を促すことでターンオーバーが整うため、バリア機能が高まることが期待できます。頭皮を指で押したりもみほぐしたりして、血行を促しましょう。また、マッサージのときは滑りをよくするためにオイルを使ってください。

生活習慣を改善する

睡眠や食事、運動などの生活習慣を整えることで、頭皮のターンオーバーが整ってバリア機能が高まります。十分かつ良質な睡眠、栄養バランスのとれた食事、適度な運動などを心がけましょう。

頭皮の痛みを引き起こす病気

次のような病気で頭皮が痛くなる場合があります。気になる方はクリニックを受診した方がよいでしょう。

脂漏性皮膚炎

脂漏性(しろうせい)皮膚炎とは、過剰に分泌された皮脂を頭皮のマラセチア菌が分解して増殖し、頭皮に炎症を引き起こす病気です。頭皮にかゆみをともなう湿疹ができたり、軽い痛みが起きたりします。

接触皮膚炎

接触皮膚炎とは、シャンプーやコンディショナー、トリートメント、ヘアワックスなどが肌に合わないことで、頭皮に炎症が起きた状態を指します。痛みやかゆみ、赤みなどの症状が現れます。

毛嚢炎

毛嚢炎(もうのうえん)とは、毛穴の奥にある毛根を包む組織である毛包に炎症が起きた状態を指します。毛包に細菌などが感染することで炎症が起こり、痛みを引き起こします。炎症が強くなると痕が残る恐れがあるため、できるだけ早く治療を受けることが大切です。

帯状疱疹

帯状疱疹(たいじょうほうしん)は、子供のころに感染した水痘(すいとう)・帯状疱疹ウイルスが抵抗力の低下などが原因で、肋間(ろっかん)神経や顔面の三叉(さんさ)神経などに沿って、痛みをともなう帯状の湿疹を引き起こす病気です。全身の知覚神経に起こる可能性があるため、頭皮に痛みが現れる場合もあります。

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頭皮の痛みが強い時の対処法

頭皮の痛みが強いときは、次のように対処しましょう。

市販薬で痛みを和らげる

頭皮の痛みの原因に対応した市販薬を使うことで、痛みの改善が期待できます。例えば、乾燥した頭皮が刺激を受けて炎症が起きている場合は、抗炎症成分が含まれた塗り薬を塗ることで改善する可能性があります。

この場合は、保湿成分を含む塗り薬の使用も必要になるかもしれません。脂漏性皮膚炎の場合は、抗炎症成分や抗真菌成分が含まれた塗り薬を使うと改善する可能性があります。しかし、頭皮の痛みの原因を自己判断することは禁物です。原因に合わない薬を使用すると症状が悪化する恐れもあります。

医療機関を受診する

医療機関で問診や視診、触診、各種検査などを受けることで、痛みの原因がわかる可能性があります。原因に対して適切な処置を受けられるため、早期の改善が期待できます。

抜け毛がある場合はFAGAの可能性も

頭皮の痛みにともなって抜け毛がある場合は、FAGAの可能性があります。FAGAはホルモンバランスの乱れや生活習慣の乱れ、ストレスなどが原因で起こるとされています。男性のAGAと同様に頭頂部や前髪の生え際が薄くなることが特徴です。

放置すると進行する可能性があるため、抜け毛の症状がある場合は医療機関を受診しましょう。

Summaryまとめ
頭皮の痛みは、乾燥やホルモンバランスの乱れ、血行不良など、さまざまな原因で起こります。頭皮の痛みの原因に応じて適切に対処することで改善が期待できます。シャンプーや洗髪方法の見直し、頭皮の紫外線対策、規則正しい生活、頭皮マッサージなど、さまざまな対策を実践しましょう。それでも頭皮の痛みが改善しない場合は、市販薬を使うか医療機関を受診することをおすすめします。

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女性の薄毛治療についての
よくある質問

  • 薄毛・抜け毛の相談だけで予約しても大丈夫ですか?

    ドクターからの回答

    はい、問題ございません。「髪の健康診断」で1年に1度薄毛・抜け毛のチェックのために定期的にご来院いただく方もいらっしゃいます。まずは不安解消のためにもお気軽にご相談ください。完全予約制となりますのでご来院にはご予約が必要となります。院内で極力他の患者さまとすれ違わないように配慮し予約調整させていただいています。ご予約はこちらよりお願いいたします。

  • 女性の薄毛・抜け毛治療の費用はどのくらいかかりますか?

    ドクターからの回答

    薄毛の進行状態やどの程度生やしたいかによって異なります。

    オンライン診療であれば、女性の薄毛・抜け毛予防3,800円/月、抜け毛抑制5,800円/月、髪を増やす場合は10,000円/月から治療できます。来院の場合はまた費用が異なりますが、平均して月々1万~2万円程度のお支払いただいている方が多いです。治療費について、詳しくは料金表ページをご覧ください。

  • 薄毛治療の費用を安く抑える方法はありますか?

    ドクターからの回答

    AGAスキンクリニックレディースでは、各種お得なプランをご用意しております。モニターで利用いただければ30%OFFにて治療いただけます。お支払いに関しても現金以外にクレジットカード、PayPay、LINE Pay、メディカルクレジット(医療ローン)、楽天ポイントもご利用いただけます。

  • 女性の薄毛治療・FAGA治療では、保険は適用されますか?

    ドクターからの回答

    自由診療のため、保険は適用されません。女性型AGAも男性のAGA同様に、命に関わる病気でないとされているためです。ただし、お得にご利用いただける各種プランはご用意しております。

監修医師

AGAスキンクリニックレディース
診療顧問 田中洋平医師

田中 洋平医師のプロフィール写真
エイジングケアや発毛分野で様々な研究を行い、国際誌での英語論文数、英語著書数が業界世界一で、発毛治療の未来に貢献している臨床医・医学研究者です。
【経歴】
2012年12月 東京女子医科大学皮膚科非常勤講師
2019年11月 AGAスキンクリニックレディース 診療顧問 就任
【資格】
日本形成外科学会専門医
医学博士(信州大学
【所属学会】
国際形成外科学会会員
日本美容外科学会会員
日本皮膚科学会会員
日本美容皮膚科学会会員
日本抗加齢学会会員
日本熱傷学会会員
日本救急医学会会員
日本フォトダーマトロジー学会理事

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