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薄毛・抜け毛の病気【医師監修】女性の抜け毛の原因・対策・予防法
2026/03/12 更新

髪は女性の命ともいわれており、「薄毛が目立ってきた」「抜け毛が増えた」「ボリュームが減ってヘアスタイルが決まらない」など、髪の毛のことで気分が落ち込んでしまう方も少なくありません。
女性の抜け毛の原因はさまざまで、複数の要因から起こっていることもあります。「年齢のせいだから」と諦めている方もいますが、原因と対策を知ることで抜け毛を減らせるかもしれません。
この記事では、女性の抜け毛の原因や対策、予防法などについて詳しく解説しているので、ぜひ参考にしてください。
女性の抜け毛は男性とタイプが違い、誰にでも起こる可能性があります。人によって原因はさまざまですが、自分の症状と原因を知ることで適切な対策方法が見つかります。女性ならではの抜け毛の原因について詳しくみていきましょう。

産後の抜け毛は「産後脱毛症」「分娩後脱毛症」と呼ばれ、産後女性の約7割が経験するとされています。
産後は身体が大きく変化し、その影響によって起こる抜け毛がほとんどのため、安心して良いでしょう。
では、なぜ産後に髪の毛がごっそり抜けてしまうのかというと、女性ホルモンが大きく関係しています。
通常、髪の毛は一定のサイクルで生え変わっていくものですが、妊娠中に女性ホルモンが増えると髪の毛が抜けにくくなります。髪の毛の量が増えるだけでなく、体毛が濃くなってしまう妊婦さんもいるほどです。
出産を終えて女性ホルモンが急激に減少していくと、妊娠中に抜けなかった髪の毛が一気に抜けます。そして、産後は次の髪の毛が生えてくるまでの休みの時期に入るため、一時的に髪の毛が薄くなってしまう仕組みです。
この時期の2~3ヶ月を過ぎれば、徐々にもとのヘアサイクルへと戻っていき、毛が生え始め、毛量も改善されます。
産後の抜け毛が起こるタイミングは、女性ホルモンの分泌量や生活習慣などで個人差があります。
一般的には出産直後から抜け毛が見られ、産後6ヶ月~1年ほどでもとに戻ることがほとんどです。
また、出産によって骨盤が広がり、緩んだまま固定されてしまうと、ゆがみが生じてしまうことがあります。
骨盤がゆがむと子宮が圧迫されて血流が悪くなり、卵巣に十分な栄養が届きません。その結果、卵巣で作っている女性ホルモンの生成が間に合わなくなることも、抜け毛の原因の一つといえます。
女性ホルモンとは別に産後の抜け毛の原因として考えられるのは、慣れない子育てとそれにともなう睡眠不足、不規則な食事時間など、ストレスや生活習慣の乱れも抜け毛に影響します。強いストレスや毎日のようにため込んでいるストレスが血流を悪くしてしまうためです。
髪の毛に必要な酸素は血液によって運ばれていきますが、血行が悪くなると栄養や酸素が不足し、髪の毛を作る細胞がダメージを受けてしまいます。
今生えている髪の毛の成長がストップして抜け落ち、新しい髪の毛が作られなくなることがストレスに感じ、さらに抜け毛が悪化するというケースもあります。
出産でホルモンバランスが乱れ、育児や抜け毛にストレスを感じることで、さらなる抜け毛の原因になってしまう……というのが最悪のサイクルです。
そして、産後のダイエットも抜け毛の原因になることがあります。産後に限らず、ダイエットで栄養が不足すると髪の毛も十分に育つことができません。
母乳育児の場合は、赤ちゃんのぶんまでバランスの良い栄養を摂ることが大切です。
若い女性が抜け毛に悩む原因の一つに、無理なダイエットがあります。痩せたいと考えて、食事の量や回数を減らしたり、カロリーの少なそうな食べ物ばかり食べたりすると、食生活が乱れてしまうためです。
無理なダイエットによって食生活が乱れると、健康な髪の毛を育てるために必要な栄養素が不足し、健康な髪の毛が育たない可能性があります。
また、血流が悪くなることによって頭皮が硬くなると、頭皮環境の悪化も招きかねません。
栄養不足による脱毛には、髪の毛全体が徐々に薄くなっていくというのが特徴です。そのため、抜け毛に気付きにくく、気になり始めた頃には抜け毛がかなり進行しているケースもあります。
ダイエットする場合には運動を重視し、バランスの良い食生活を送るよう心がけましょう。
女性に多いとされる甲状腺機能の病気も、抜け毛の原因として考えられます。
病気による抜け毛の場合は、医師による診断と治療が欠かせません。
甲状腺は全身の代謝に関係する器官であるため、異常がある場合、抜け毛の他に白髪や顔のむくみ、疲労感などの症状があらわれることがあります。抜け毛だけでなくこれらの症状がみられる場合には、早めに病院を受診しましょう。
女性ホルモンは肌や髪の毛を美しくする作用があるといわれており、ホルモンバランスを整えることは、健康な髪の毛を育てるために欠かせません。
産後の抜け毛のように、女性ホルモンの減少により抜け毛が増加することもあり、髪の毛の本数にも関係しています。
ホルモンバランスが崩れる原因には、ストレスや睡眠不足などの生活習慣の他、加齢なども挙げられます。一般的に、40代になると女性ホルモンの分泌量が減少するといわれています。
また、男性ホルモンの一つであるテストステロンが変化し、ジヒドテストステロンという成分になることがあります。このジヒドテストステロンは、抜け毛を加速させる原因物質であるため、ホルモンバランスを整えるのは抜け毛対策として重要です。

アレルギー体質を持っている女性は、抜け毛の可能性が高くなるといわれています。
特に注意していただきたいのは金属アレルギーです。金属アレルギーと聞くと、ピアスやリング、ネックレスなどのアクセサリー類を思い浮かべるかもしれません。しかし、虫歯を治療したあとの詰め物が金属アレルギーの原因となっていることもあるため注意が必要です。
ニッケル・コバルト・水銀・パラジウムなどは、金属アレルギーを発症しやすいといわれています。一方で、アクセサリーで連想しやすい金やプラチナなどは、比較的アレルギーを発症しにくいといわれています。
もしも金属アレルギーによる抜け毛が疑われる場合、医師に相談してみましょう。
ペットやハウスダストなどのアレルギーも抜け毛の要因となることがあります。アレルギー反応を起こした患部はかゆくなるため、つい掻いてしまうかもしれません。
しかし、頭皮にアレルギー症状のかゆみがでて掻いてしまうと、その部分が炎症を起こし、抜け毛を招きやすくなります。
抜け毛以外にもアレルギー症状を感じている場合には、病院を受診するのがおすすめです。
ひんぱんなカラーリングやパーマは、髪を傷める原因の一つです。髪の途中で切れてしまうのは抜け毛ではなく切れ毛ですが、たくさん切れてしまえば薄毛に見えてしまうことがあります。
また、カラーリングやパーマ液が頭皮に触れてしまえば、頭皮を傷めます。数回であればあまり問題はありませんが、ひんぱんに行えば頭皮にダメージが蓄積し、抜け毛へとつながります。
性別に関係なく、その他の原因で抜け毛が起こっている可能性もあります。考えられる原因について詳しくみていきましょう。

遺伝や体質によって引き起こされる抜け毛や薄毛を「体質的脱毛症」といいます。特に抜け毛を引き起こしやすい体質は、冷え性や低体温、慢性的な肩こり・首こりがある方です。
冷え性や低体温は血流が悪くなり、頭皮や髪に必要な栄養が行き渡らなくなってしまうことがあります。慢性的な肩こりや首こりがある場合は、頭皮が硬く凝り固まり、頭皮環境が悪化することで抜け毛につながりかねません。
生きていくうえで避けられないストレスも、抜け毛や薄毛の原因となりやすいといえます。
ストレスは、健康な髪を育てるうえで欠かせないエストロゲンという女性ホルモンの減少を招いてしまいます。ストレスを感じないというのは困難であるため、自分なりのストレス解消方法を見つけ、ストレスをため込まないようにするのが大切です。
また、日常生活で受けるストレスの他にも、薄毛や抜け毛を気にすること自体がストレスとなり、そのせいでなかなか改善しないという悪循環に陥る可能性があります。
原因を特定できずにセルフケアを行って、なかなか改善せずストレスになっているという場合は、専門のクリニックで原因の特定をしてみましょう。
年齢も抜け毛の原因の一つです。一般的に女性は30代後半から髪の毛が伸びにくく、コシがなくなってくるといわれています。
また、加齢による更年期障害も女性ホルモンの減少をともなうため、抜け毛を引き起こす可能性があります。加齢で女性ホルモンの分泌が減少し、抜け毛が増えた場合には、エストロゲンという女性ホルモンの働きを補う大豆イソフラボンの摂取がおすすめです。
過度な飲酒や喫煙、睡眠不足などの生活習慣の乱れが、頭皮や髪の毛に悪影響を及ぼし、抜け毛を招く恐れがあります。
お酒を飲むと、体内で分解する際にアセトアルデヒドという物質が作りだされます。この物質は有害なため、体内で無毒化しなければなりません。その際に、健康な髪の成長に欠かせないアミノ酸や亜鉛などの栄養素がたくさん消費されてしまうのです。
喫煙はさまざまな悪影響を身体に与え、頭皮の血管を収縮させて血流を悪化させるため、必要な栄養素が頭皮や髪に届きにくくなり、髪の毛の健康な成長を害してしまう可能性があります。
睡眠不足は、髪の毛を育てる成長ホルモンの分泌を減らしてしまう恐れがあります。成長ホルモンは眠っている間に分泌されるので、睡眠不足が続くと抜け毛を悪化させるリスクがあります。
女性の男性型脱毛症(AGA)は、FAGAと呼ばれ頭部全体の髪の毛が薄くなっていく症状が特徴で、30代からみられることが多いです。
「ホルモンバランスの乱れ」の項目でも記載した、男性ホルモンの一種であるジヒドテストステロンが原因の一つといわれており、AGA専門のクリニックや皮膚科医などに相談するのが望ましいです。
季節によって、抜け毛が増えてしまうことをご存知でしょうか。特に秋は、夏に受けたダメージによって抜けやすいといわれています。
強い紫外線や汗、海水浴、プールなどでダメージが蓄積し、ヘアサイクルが乱れ始めます。その結果、秋になるといつもより抜け毛が増えてしまうのです。他にも夏バテによる体調不良や食生活の乱れなども加わり、髪が抜けやすい環境になります。
髪の毛に良いと思って大切にしているヘアケアが逆効果になっている場合もあります。例えば、血行を良くしようと頭皮マッサージをやりすぎたり、清潔にしようとシャンプーをしすぎたりするなどのケアは過剰な刺激となり、抜け毛につながります。
また、ひんぱんに行うヘアカラーやパーマ、いつも決まったヘアスタイルも髪の毛や頭皮にダメージを与える原因の一つです。このように、何気ない髪型が抜け毛に影響してしまうこともあります。
女性の抜け毛の特徴について、年代別に紹介します。
20~30代の抜け毛は、ライフスタイルの変化にともなうものが多い特徴があります。大きな変化が起こりやすい世代であり、妊娠・出産や仕事のストレス、過度なダイエットなどが原因になりがちです。
また、仕事が忙しい場合、ストレスにくわえて睡眠時間が短くなったり、食事の時間が不規則になったりすることがあるでしょう。このような生活習慣の乱れによって抜け毛を引き起こすのも、20~30代女性の抜け毛にみられる特徴の一つです。
40~50代は抜け毛だけでなく、髪の毛のハリ・コシが減少したり、うねりが出やすかったりするのが特徴です。
髪の毛に関する悩みが増えるのは、40~50代で更年期を迎え、女性ホルモンが減少するためです。女性ホルモンの減少は保湿機能の低下や血行不良など、頭皮にも影響を与え、乾燥やかゆみを引き起こすこともあります。
50代以降になると、頭部全体が均等に薄くなる「びまん性脱毛症」を発症することが多い傾向にあります。進行は緩やかで気付きにくく、「頭部が薄い」と感じた時点でかなり進行している状態にあることが多いのが特徴です。
なお、びまん性脱毛症は50代以降の女性に発症することが多いものの、年代に関係なく発症する可能性はあります。そのため、髪の毛の薄さで少しでも違和感を覚えたら、病院やクリニックへ早めに相談することをおすすめします。
誰にでも抜け毛は起こるものです。正常な場合と異常がある場合、2つのケースの区別方法を詳しく解説します。
1日に200~300本以上髪の毛が抜けているように感じる場合は、異常があるサインと考えましょう。
健康な状態でも一般的に髪の毛は1日80〜100本は抜けるとされています。季節によっても異なりますが、夏から秋は150本前後、冬から春は80本前後抜けるのは正常です。
そのため、抜け毛が気になった際は、1日に何本ほど抜けているのか、量に注目してみましょう。
抜け毛の太さでも異常があるかどうかを判断できます。通常、抜け毛は太く長い毛がほとんどで、この状態の髪の毛は抜けても問題ありません。
しかし、細く短い髪の毛が抜けている場合、成長途中の段階で脱毛している恐れがあります。そのため、抜け毛が細く短い場合は、何らかの原因で異常が起こっていると考えましょう。
抜け毛が気になる場合は、毛根の状態にも注目しましょう。
毛根は、通常根元が楕円形に膨らんでおり、半透明の膜に包まれています。しかし、異常が起こっている髪の毛では、「毛根の形が違う」「毛根に皮脂が付着している」「毛根自体がない」など、頭皮トラブルが発生している恐れがあります。
抜け毛の量や太さ、毛根の状態に違和感を覚えたら、異常があると考え、病院やクリニックの受診を検討しましょう。
抜け毛が増え、頭髪全体がまだらに薄くなり髪のボリュームが失われる症状を「びまん性脱毛症」といいます。抜け毛が増えるFAGA(女性男性型脱毛症)で、もっとも発症する方が多い脱毛症です。
ダイエットやストレス、不規則な生活などでホルモンバランスや自律神経が乱れると、20代から発症する場合も少なくありません。
びまん性脱毛症とは?女性に多い脱毛症の原因と予防方法について解説

抜け毛を増やさないための対策・予防法について詳しく解説します。
抜け毛の原因で取り上げたように、生活習慣は髪や頭皮に大きく影響を与えます。
髪を洗う頻度は基本的に1日1回、タイミングは夜をおすすめします。髪を洗う大きな目的は、頭皮の皮脂汚れや髪に付着したスタイリング剤などを除去し、清潔な頭皮環境を整えることです。
1日2回以上髪を洗っている場合は洗いすぎで、頭皮の皮脂バランスを悪化させ、さらに抜け毛を助長させてしまうことがあるため注意しましょう。頭皮が乾燥している場合は2日に1回の頻度にするなど、自分の体質に合わせて調整することも大切です。
また、自分に合わないシャンプーを使用していないかも見直してみましょう。自分に合わないシャンプーを使うと、頭皮ダメージやフケの発生につながる可能性があります。
抜け毛が気になるときは、アミノ酸系の洗浄成分を配合した低刺激のシャンプーに切り替えてみても良いでしょう。
シャンプーをする際に、頭皮マッサージを取り入れるのも抜け毛対策に有効です。頭皮マッサージは頭皮の血行をよくし、髪に栄養が行き届きやすくなります。
指やマッサージブラシを使用して、気持ちよく感じる程度の強さで押すのがポイントです。ただし、頭皮マッサージだけで髪が生えてくるわけではないため、頭皮環境を整える一環として行ってみましょう。

シャンプー前のブラッシングは髪の絡まりやもつれをとくのはもちろん、髪表面についたホコリやスタイリング剤、皮脂などを浮かせる効果があります。そのため、ブラッシング後はシャンプーの泡立ちがよく、汚れも落ちやすくなります。
髪の長い方は毛先からとかし、徐々に絡まった部分をといていきましょう。髪が濡れている場合はキューティクルが開いている状態で、髪が傷みやすくなるため、ブラッシングは髪が乾いている状態で行うことをおすすめします。
ストレスは、さまざまな健康被害を及ぼします。産前・産後、子育て、家事、仕事などが重なり、大きなストレスを抱えている方も少なくありません。
ストレスを解消する方法は人それぞれですが、一人で抱え込まないのが大切です。例えば子育てや家事が負担となっている場合は家族に相談する、週末に一人でゆっくり過ごせる時間を設けるなど、いろいろと工夫をしてみましょう。
すでに抜け毛が増えている方や薄毛が気になる方は、病院もしくはクリニックへ相談することをおすすめします。
抜け毛や薄毛は、原因を把握するのが改善に向けた一歩となります。病院・クリニックでしっかりと原因を調べてもらい、検査結果に基づいた治療や予防を行いましょう。
「周囲の目が気になる」「恥ずかしい」と受診を避けてしまう方もいますが、最近ではプライバシーを重視したクリニックも増えています。
AGAスキンクリニックレディース院では、プライバシーに配慮した女性専用入り口を設けた店舗もございます。無料カウンセリングも行っておりますので、お気軽にご相談ください。
女性の薄毛治療でよくある質問にお答えします。
ドクターからの回答
治療にかかる費用は、薄毛の進行状態やどの程度生やしたいかによって異なります。
サブスクプランであれば、髪質改善4,400円/月、抜け毛改善7,000円/月、髪を増やす場合は10,000円/月から治療できます。来院の場合はまた費用が異なりますが、平均して月々1万~2万円程度のお支払いただいている方が多いです。治療費について、詳しくは料金表ページをご覧ください。
ドクターからの回答
自自由診療のため、保険は適用されません。女性型AGAも男性のAGA同様に、命に関わる病気でないとされているためです。費用でお悩みの方も、まずは無料カウンセリングでご相談ください。
監修医師
AGAスキンクリニックレディース
診療顧問 田中洋平医師
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