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薄毛・抜け毛の病気【医師監修】大学生・20代における牽引性脱毛症とは

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多彩なヘアアレンジは、女性ならではの楽しみですよね。髪をまとめる位置を変える、お団子を作るなどまとめ方を変える、ヘアアクセサリーを使うなど、ガラッと印象を変えておしゃれを楽しむことができます。

そんな髪のおしゃれをする際に注意していただきたいのが牽引性脱毛症です。牽引性脱毛症は高校生や大学生、20代の若い女性にも起こる可能性があるため、原因や対処方法などを知っておきましょう。牽引性脱毛症を防ぐヘアスタイルのポイントなども合わせて紹介します。

中学生や高校生の薄毛

中学生や高校生は薄毛と無縁のように思えますが、薄毛に悩まされることがあります。しかし原因を知って対処することで改善する可能性が高いため、「中学生なのに薄毛になっちゃった……」と過度にショックを受ける必要はありません。

中学生や高校生が薄毛になる原因として、過度なダイエット、ストレスなどが考えられます。容姿を気にして食事を極端に減らす過度なダイエットをすると、健康な髪の毛を作り出すための栄養素が足りなります。勉強や部活、友人関係、進路などのストレスを抱え込むことも、自律神経の乱れや頭皮の血管の収縮などを招き、健康な髪の毛の成長を阻害してしまいます。

そして、校則などで髪の毛をまとめる必要があることなどもあり、牽引性脱毛症を発症しやすいと考えられます。中学生や高校生の薄毛を引き起こす可能性がある牽引性脱毛症とは、どんな脱毛症なのでしょうか。

子供でも発症する牽引性脱毛症とは

この項目では、牽引性脱毛症の症状や原因などを紹介します。思い当たる原因があるかを確認してみてください。

牽引性脱毛症の症状

生え際や分け目が目立つようになるのが牽引性脱毛症の症状です。生え際や分け目は髪をまとめることで引っ張られやすい部分のため、頭皮の負担が大きいことが考えられます。

またいつも結んでいる部分の髪のボリュームが減り、切れ毛や枝毛などが増加することも。結んでいる部分の髪が抜けてボリュームダウンするとともに、頭皮の負担や血行不良で髪にもダメージが現れている可能性があります。

さらに、抜けた毛の毛根部分に白いものがまとわりついているのも、牽引性脱毛症に見られる症状です。自然な抜け毛であれば出てこない「毛包」という部分が、引っ張られたことによりくっついたまま抜けてしまうために起こります。

牽引性脱毛症の原因

牽引性脱毛症は、同じ部分の髪の毛がずっと引っ張られた状態になることで頭皮に負担がかかり、発症すると言われています。頭皮が血行障害を引き起こし、頭皮や髪の毛に十分な栄養が行き渡らなくなることもあります。

そのため、毎日髪の毛をまとめる必要がある中学生や高校生も発症する可能性があると考えられます。

牽引性脱毛症になりやすい髪型

牽引性脱毛症になりやすい髪型として、ポニーテール、お団子ヘア、三つ編みや編み込みなどが挙げられます。これらの髪型はずっと頭皮が引っ張られているため、負担が大きいと考えられるのです。つけている間ずっと頭皮が引っ張られてしまうエクステも牽引性脱毛症になりやすい髪のおしゃれです。男性もエクステを付けることで牽引性脱毛症を引き起こすケースがあります。

また常に同じ分け目にしていたり、毎朝ヘアアイロンやコテなどでヘアセットをしていたりするのも、髪が引っ張られて牽引性脱毛症を引き起こす可能性があります。

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牽引性脱毛症以外の脱毛症とは

女性がかかる脱毛症は牽引性脱毛症だけではありません。ほかにどんな脱毛症が考えられるのかを症状や原因から見ていきましょう。

FAGA

FAGAは「女性男性型脱毛症」と呼ばれている脱毛症です。加齢などにより女性ホルモンが減少することで、相対的に男性ホルモンが増えて引き起こされます。

生え際や頭頂部を中心とし、頭部全体の髪の毛が細くなったり、抜けたりする症状が見られます。

びまん性脱毛症

びまん性脱毛症は、女性が発症する脱毛症の中でも特に多いと言われている脱毛症です。食生活の乱れによる栄養不足やストレス、血行不良、ホルモンバランスの乱れなどさまざまな原因で引き起こされ、若い女性に発症することもあります。

頭部全体の髪の毛が薄くなる症状が特徴で、髪の毛の本数が減少したり1本1本が細く弱々しくなったりすることで、頭皮が透けて見えるようになるケースもあります。

円形脱毛症

円形脱毛症は、部分的な髪の毛が一気に抜け落ちてしまう症状が特徴です。免疫機能の異常により、身体が自分の髪の毛を異物と認識し、攻撃することで発症すると考えられているものの、まだ正確な原因が判明していません。

10代で牽引性脱毛症になったら

10代で牽引性脱毛症になってしまうと「このままずっと薄いままだったらどうしよう……」と不安を抱えてしまいますが、対処をすることで改善に期待できます。対処方法やクリニックで受けられる治療などを紹介しますので、ひとりで悩みすぎずに対処してみてください。

対処1.いつものヘアスタイルをやめて頭皮を休ませる

牽引性脱毛症を改善するためにまず行ってほしいのが、いつものヘアスタイルをやめることです。原因の項目でも紹介した通り、牽引性脱毛症はヘアスタイルによって髪の毛が引っ張られることで引き起こされています。いつもきつく髪を結んでいる方は髪をおろし、頭皮を休ませてあげましょう。

対処2.頭皮マッサージを取り入れる

引っ張られ続けた頭皮の緊張をほぐしてリラックスさせるために、頭皮マッサージを取り入れるのもおすすめです。簡単にできるマッサージを紹介しますので、バスタイムや就寝前などのリラックスタイムを選び、毎日継続してみてください。

まずは首や肩を回したり軽く揉んだりしてほぐします。先に首や肩をほぐしておくことで、頭部への血流をスムーズにしてあげましょう。

首と肩がほぐれたら、手のひらを使って頭全体をもみほぐし、指の腹で小さい円を描くように頭皮を揉んでいきます。髪の上からではなく、髪の中に指を差し入れ、頭皮を直接動かすようにするのがポイントです。

次に、右手の親指を右のこめかみに当てて他の指をおでこの生え際に置きます。左手の親指は襟足の左側に当て、他の指をこめかみ付近の生え際に置きましょう。両手に同時に力を入れ、頭を上部に引き上げるようにして、ゆっくり手を放します。左右の手の置き方を入れ替え、同じ動作を繰り返してみてください。

マッサージのやりすぎは頭皮への刺激になってしまう可能性があるため、一度のマッサージは5分程度にとどめ、少しずつ毎日行うのが良いでしょう。

治療1.自毛植毛をする

自毛植毛は、自分の髪の毛を毛根ごと採取し、薄毛が目立つところに移植する治療方法です。移植する髪の毛は後頭部など、薄毛の影響を受けにくく、目立ちにくい部分から採取されます。

移植してから髪の毛が生え揃うまでには時間を要しますが、自分の髪の毛であるため定着しやすく、移植した部分で髪の毛の成長サイクルを繰り返すことから継続したメンテナンスが不要という特徴があります。

治療2.メソセラピー治療を受ける

薬液を部分的に注入するメソセラピー治療も、牽引性脱毛症の治療に取り入れられることがあります。頭皮の血行を促進する成分や発毛因子などを合わせて注入することで、毛根の細胞分裂を促すことに期待できます。

治療2.育毛剤は悪影響になる可能性も

薄毛や抜け毛の治療によく使用される育毛剤ですが、牽引性脱毛症にはあまり意味がないと考えられています。牽引性脱毛症の原因は男性ホルモンのDHTや栄養不足などではなく、髪の毛が引っ張られたことによる物理的なダメージであるためです。

不要な育毛剤を使用すると頭皮への刺激になることも考えられるため、牽引性脱毛症のケアに育毛剤を使用するのは避けたほうが良いでしょう。

牽引性脱毛症にならないために

一度牽引性脱毛症を経験して「もうかかりたくないな…」と思う方や、牽引性脱毛症を知って「かからないためにはどうしたらいいのだろう…」と思う方に、牽引性脱毛症にならないためのポイントを紹介します。ヘアスタイルのマンネリ解消にもつながるため、おしゃれに取り入れてみてください。

髪をおろす日を作る

ずっと引っ張り続けて頭皮に負担をかけないため、髪をおろす日を作るのがおすすめです。まとめ髪とおろした髪では見た目の雰囲気が変わり、違ったおしゃれが楽しめますよ。

それでも「仕事でどうしても毎日まとめなきゃいけない」という方もいるのではないでしょうか。その場合、帰宅したらまとめ髪を解き、髪をおろすことで頭皮を休ませてあげましょう。オフの日に髪をおろしたヘアスタイルを楽しむなど、できることから始めてみてくださいね。

髪の結び方を変える

「どうしても毎日まとめなきゃいけないわけじゃないけれど、髪をおろすと広がりが気になって…」などの悩みがある場合は、髪の結び方を変えてみましょう。いつも後頭部の真ん中で結んでいる場合は右に寄せてみる、高い位置で結んでいる場合は低い位置で結ぶなどの工夫で、引っ張られる部分の頭皮をずらすことができます。

いつもきつく結ぶのではなくゆるめに結ぶのも良いでしょう。少しルーズに結んで後れ毛を残すスタイルは、おしゃれさも演出できますよ。ヘアゴムではなくシュシュを使ってまとめるとゆるくまとめやすくなるのでヘアアクセサリーも取り入れてみてください。

分け目を変える

ずっと同じ分け目にしていると、分け目の部分の髪が引っ張られ続けてしまいますが、こまめに分け目を変えることで頭皮の負担を分散させることができます。

「いつも同じところで分かれてしまって、分け目を変えられない」という方に、分け目の変え方を紹介します。コームとドライヤーがあれば簡単にできるので、チャレンジしてみてください。

お風呂あがりなど、髪の毛が濡れた状態で行います。まずはコームを使い、作りたい分け目の部分を決めましょう。いつも同じ部分で分かれてしまうという方は、反対側に作ってみるのがおすすめです。

分け目が決まったら、まずは反対側から温風を当てて髪を乾かします。髪の根元にも温風を当てることで、髪をふんわりさせることができますよ。

次に髪の毛を流したい方向に向けて温風を当てます。こちらも根元に温風を当ててボリュームを出し、最後に冷風でクセづけして完成です。

前髪の分け目の左右を変えるだけでも印象ががらりと変わります。こまめに分け目を変え、頭皮のダメージを分散させるとともに、新鮮なおしゃれを楽しみましょう。

Summaryまとめ
牽引性脱毛症は頭皮が引っ張られることによって起こる脱毛症のため、子供でも発症する可能性があります。若いのに脱毛症にかかってしまうとショックが大きいですが、頭皮への負担を減らす工夫で改善していくケースが多いです。牽引性脱毛症になったことで悩みすぎず、ヘアスタイルにバリエーションを持たせながら対処していきましょう。

地道に対処しているのに改善しない場合は、専門のクリニックへの相談を視野に入れてみてください。髪の専門家である医師に頭皮や髪の状態を調べてもらうことができ、ケアに関するアドバイスを受けられます。牽引性脱毛症以外の原因が見つかり、それぞれに合わせた治療を提案してもらえる場合もあります。受診も視野に入れながら、頭皮に優しいヘアスタイルで改善を目指しましょう。

合わせて読みたい牽引性脱毛症に関する記事

牽引性脱毛症になりやすいヘアスタイルや対処法についてもっと知りたい方はこちらの記事がおすすめです。頭皮に優しいヘアスタイルで、髪の毛を守りながらおしゃれを楽しみましょう。

この記事の監修医師

AGAスキンクリニック レディース院 診療顧問田中洋平医師

【資格】
日本形成外科学会専門医
医学博士(信州大学)
【所属学会】
国際形成外科学会会員
日本美容外科学会会員
日本皮膚科学会会員
日本美容皮膚科学会会員
日本抗加齢学会会員
日本熱傷学会会員
日本救急医学会会員
日本フォトダーマトロジー学会理事
AGAスキンクリニック レディース院 ドクター紹介

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