薄毛・抜け毛の治療方法【医師監修】女性の薄毛への対処法「自毛植毛」の特徴3つ

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頭皮が透けて見えるようになってきた、ヘアスタイルが決まらなくなってきたなど、髪の毛の違和感は、いつまでもおしゃれを楽しみたい女性にとって悩みの種です。薄毛や抜け毛は男性の悩みというイメージを抱く方も多いですが、実際は女性にもみられます。

女性の薄毛対策には頭皮マッサージや育毛剤の使用など、たくさんの方法がありますが、なかでも今回チェックしたいのは「植毛」です。

植毛には人工植毛と自毛植毛がありますが、今回は自毛植毛の特徴や治療の主な流れ、かかる費用などを紹介しますので、薄毛対策の参考にしてください。

自毛植毛の特徴

特徴1:施術しやすい
薄毛治療ではさまざまな治療薬が用いられますが、なかには女性が使用する際に注意が必要なものもあります。例えばミノキシジルが配合されているものは、妊娠・授乳中の女性は使用できず、プロペシアも男性のみで女性への使用は認められていません。
その点、自毛植毛は男女関係なく行いやすい施術だといえます。
特徴2:成長するため自然な仕上がりが期待できる
自毛植毛は定着後、自然な仕上がりに期待が持てます。人工植毛は最初から好みの長さ、ボリューム感などを自在に作ることが可能ですが、自毛と一緒に成長することはないため違和感を覚えます。
一方で自毛植毛は、毛根ごと移植するので髪の毛は成長し、もし寿命が来ても新しく生え変わります。そのため、自然な仕上がりやボリューム感に期待できます。
特徴3:費用を抑えやすい
「男性よりも施術が比較的リーズナブル」なことが挙げられます。女性の薄毛は部分的に抜けるというより頭部全体に広がるケースが多く、植毛する株数が男性よりも少ない傾向にあります。植毛治療の費用は株数によって決まるため、男性の場合に比べると低価格に抑えられることが多いです。

これらのことから、女性の薄毛治療を行う病院選びには、自毛植毛がメニューにあるクリニックを選んでおくとよいでしょう。

女性の薄毛の特徴

女性の薄毛にはさまざまなパターンがありますが、特に多いのは頭部全体が薄くなる「びまん性脱毛症」です。部分的にではなく全体が徐々に薄くなっていくことから、気がついたときにはかなり症状が進行しているケースも少なくありません。頭皮が透けて見えるようになったり、分け目がだんだん広くなったりする特徴があります。年齢に関係なく、20代などの若い方にも起こりうる薄毛です。

そのほか、妊娠から出産にかけてホルモンバランスが崩れて起こる「産後脱毛症」や、頭皮の角質異常によって起こる「ひこう性脱毛症」などがあります。

薄毛の主な治療法

薄毛の治療法は、主に以下の3つがあります。

投薬治療
投薬治療は、一般的な治療法で内服薬や外用薬で改善を図ります。女性向けの治療薬には、パントガールやミノキシジルの塗り薬などがあります。病院によっては、オリジナル発毛剤を導入しており、患者さまの症状や原因に合わせて処方してくれます。
注入治療
投薬治療だけではなかなか効果が感じられない場合、注入治療を行うことがあります。頭皮に直接、育毛・発毛成分を注入するもので注入治療単体ではなく、投薬治療と併用して行うのが一般的です。
植毛
薬に抵抗がある、根本から改善したいという場合は、植毛が推奨されています。
植毛には「自毛植毛」「人工植毛」があり、現在は自毛植毛が一般的です。人工植毛はポリエステルやナイロンなど化学繊維で作られた人工物なため、感染症や拒絶反応など副作用のリスクがあります。
自毛植毛は自分の組織を移植するため副作用の心配が少なく、定着率も高いといわれています。

自毛植毛のメリット

先述しましたが、自毛植毛のメリットは拒絶反応などのリスクが少ないことです。異物である合成繊維の人工植毛ではなく、自分の髪の毛を移植するため、頭皮への影響が少なく拒絶反応が起きる可能性は低いと考えられます。

定期的なメンテナンスが必要ないこともメリットといえます。人工植毛だと少しずつ抜けてしまうため、年に1~2回ほどそれを補う施術が必要です。自毛植毛は一度定着してしまえば自然に伸び続け、寿命が来て抜け落ちてしまっても生え変わり続けるため、継続的なメンテナンスは必要ありません。

また、人工物よりも自然な仕上がりとボリューム感に期待が持てます。

自毛植毛のデメリット

自毛植毛のデメリットには、作用が実感できるまで時間がかかることが挙げられます。施術後に自分の髪の毛が伸びてくるまで根気よく待つ必要があるためです。もとの長さにもよりますが、生え揃うまで8ヶ月~10ヶ月程度かかります。

人工植毛よりも費用が高いのもデメリットのひとつです。範囲と株数によりますが、100万円を大きく超えるケースもあります。加えて、植毛は保険適用外となるため、病院によって費用設定が異なります。

また、メリットとして継続的なメンテナンスは必要ないとお伝えしましたが、薄毛の治療は続ける必要があります。せっかく植毛部分が定着しても、薄毛になる原因が残っていれば、再び抜け落ちてしまう危険性があるためです。

自毛植毛治療の主な流れ

自毛植毛治療はどのように行われるのか、主な流れを見ていきましょう。

1施術前:カウンセリング
カウンセリングでは、薄毛の症状の診察や施術の説明、希望する移植株数や植毛範囲などの相談、血液検査や施術日の設定などを行います。
2施術当日:部分的に剃り上げ
事前に話し合った移植数や植毛範囲などの再確認を行ったうえで、施術を開始します。マーキングなどを行ったあと、移植する自毛(グラフトと呼ばれます)を採取する場所を刈り上げます。グラフトを採取する場所は、抜けにくく目立たない後頭部などが多いです。
3施術当日:毛根を採取
局所麻酔や鎮静剤などを使用しながらグラフトを採取します。AGAスキンクリニック レディース院で採用している「スマートグラフト自毛植毛」では、専用のパンチで毛根を採取し、即座に冷却されます。採取場所には1ミリ程度の傷が生じますが、24時間以内に塞がります。
4施術当日:毛根の株分け
採取した毛根を、冷却しながら植毛する場所に合わせて株分けします。
5植え付け
毛の流れの向きに合わせて、医師が手作業で植え付けます。

主な流れは以上になります。

施術後は傷跡保護のため包帯を巻きますが、翌日には外すことができます。また、洗髪は施術2日後からとなり、やさしく洗う必要があります。

女性の自毛植毛治療の費用

女性の自毛植毛治療にかかる費用は、平均1,000本ほどの移植で80万円前後です。

自毛植毛のデメリットの項目で、人工植毛よりも費用が高い傾向にあると紹介しましたが、人工植毛の場合は平均1,000本ほどで30万円前後と、倍以上の費用になるといえます。ただし人工植毛は継続したメンテナンスを行う必要があるため、回数を重ねるごとに費用がかかり、最終的に高額になることも考えられます。それも考慮したうえで、施術方法を選ぶ必要があります。

Summaryまとめ
女性の薄毛治療のひとつである自毛植毛の特徴や、メリットとデメリット、治療の流れや費用などを詳しく紹介しました。デメリットはあるものの、自毛植毛は自分の髪の毛を用いるため、髪の毛のおしゃれを楽しみたい女性には採用しやすい施術といえます。薄毛が気になる方は、施術を受けることを視野に入れてみてはいかがでしょうか。
また、専門のクリニックで相談することにより、自毛植毛以外にも自分に合った治療方法を提案してもらえる可能性があります。「薄毛かもしれない」と思ったらひとりで悩まず、専門のクリニックを受診してケアを行いましょう。

この記事の監修医師

AGAスキンクリニック レディース院 診療顧問麻生 泰(あそうとおる)医師

【資格】
医学博士(慶応義塾大学)
【所属学会】
日本形成外科学会
日本美容外科学会
日本マイクロサージャリー学会
AGAスキンクリニック レディース院 ドクター紹介

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