薄毛・抜け毛の悩みの原因【医師監修】女性の髪の毛の一日に抜ける本数

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女性の髪の毛は一日何本抜ける?

シャンプーのときなどに指に抜け毛が大量に絡まった場合や、「最近抜け毛が多い気がする……」と感じてお悩みの方も多いと思います。通常の抜け毛は平均どれくらいの本数なのか、自分の抜け毛は多くないか心配になりますよね。

抜け毛が多いかもしれないと直感で感じたら、抜け毛対策を始めるのに適したタイミングといえます。この記事では、女性の抜け毛の本数が1日の平均数、抜け毛の原因と対策などについてご紹介します。抜け毛が気になり始めている方はぜひ参考にしてみてください。

女性の抜け毛の本数は1日どのくらい?

健康な女性の抜け毛は1日に平均50~100本ほどといわれています。そのため、1日の抜け毛が100本に到達しない程度であれば、特に問題のない通常の抜け毛と考えられます。

しかし抜け毛の量が急激に増えたという場合や、抜けた毛が細く弱々しいなどの異常がみられる場合には、髪や頭皮に異常が起こっている可能性があります。抜け毛の本数だけではなく、太さなどの状態にも気を配りましょう。

抜け毛の主な原因は?

加齢

抜け毛の原因として多いのが加齢によるものです。
女性は30代後半から髪が伸びにくくなり、細くハリがなくなる傾向にあります。これは年齢を重ねたことにより、ホルモンバランスが乱れることによって起こります。

栄養不足

仕事や育児などで多忙なことにより食事の回数が少なかったり、過度なダイエットで食事の量を極端に減らしたりすると栄養が不足し、抜け毛の原因となります。食事を抜かずにたくさん食べているつもりでも、好きなものばかり食べているなどで栄養が偏ると、髪や頭皮に必要な栄養の不足を引き起こす可能性があります。

頭皮環境の悪化

頭皮を不潔にしていたり誤ったヘアケアを行ったりしていると、皮脂の過剰分泌や頭皮の炎症などで頭皮環境が悪化します。頭皮が不健康になることにより、健やかな髪の毛を育てにくくなり抜け毛が平均より増加してしまうことが考えられます。

血行不良

血行が悪くなると、髪や頭皮に必要な栄養素が十分に行き渡らなくなることから、抜け毛の原因となります。血行不良は運動不足や塩分の過剰摂取、栄養の偏りなどによって引き起こされます。

抜け毛が多いと感じたら脱毛症の可能性も

抜け毛が急に増える原因として脱毛症も考えられます。脱毛症による抜け毛かどうかをセルフチェックするのは難しいため、心配な場合は専門のクリニックに相談するのがおすすめです。どんなことが抜け毛の原因になっているのか、どんな対策をするべきかなどのアドバイスを受けることができます。

脱毛症にはさまざまなものがあるため、どのような脱毛症があるのかを紹介していきます。

びまん性脱毛症

びまん性脱毛症は、頭部全体の髪の毛が薄くなるのが特徴の脱毛症で、薄毛に悩む女性には最も多いといわれています。

極度の疲労やストレス、栄養不足や貧血、ホルモンバランスの乱れなどさまざまな原因によって引き起こされます。しかし、原因を取り除くことで改善する可能性が高いといわれている脱毛症でもあるため、発症してしまったからと諦めずにケアをしましょう。

牽引性脱毛症

牽引性脱毛症は、髪の毛が過度に引っ張られた状態が長時間続くことにより引き起こされる脱毛症です。いつも同じヘアスタイルで、まとめ髪やアップヘアにしていると起こりやすいのが特徴です。

分娩後脱毛症

妊娠中は女性ホルモンが増えますが、出産を終えるとホルモンの分泌が減少してバランスが崩れ、髪の毛が抜けやすくなります。慣れない子育てによるストレスや睡眠不足などが重なり、抜け毛がひどくなるケースもあります。

分娩後脱毛症は、一般的に出産から2~3か月ほどで脱毛のピークを迎え、回復していくといわれています。

ひこう性脱毛症

髪の毛が抜けると同時に、大量のフケが出るのが特徴的な脱毛症です。頭皮の炎症やかゆみ、かさぶたなどがみられることもあります。フケやかさぶたが頭皮の毛穴を塞いだり、雑菌の繁殖を招いたりすることで悪化し、頭部全体に症状が広がることが多いといわれています。

脂漏性脱毛症

皮脂の過剰分泌により、頭皮環境が悪化することで引き起こされる脱毛症です。脱毛とともに、頭皮のかゆみや大きなフケなどがみられます。皮脂の多い環境を好む、真菌の一種であるマラセチアが原因と考えられています。

円形脱毛症

部分的に、コインのように円形に髪の毛が抜ける脱毛症です。じわじわ髪の毛が薄くなるのではなく、一気にたくさん抜け落ちてしまうのが特徴です。

発症の原因やメカニズムなどはまだはっきりとわかっていませんが、免疫の異常によって自分の髪の毛を異物と判断して攻撃することにより発症すると考えられています。

薬剤性脱毛症

薬を服用することによって引き起こされる脱毛症です。抗がん剤によるものと、そのほかの薬によるもののふたつに分類されます。

抗がん剤の場合は、細胞の分裂を抑制するという抗がん剤自体の働きによって髪の毛が育たなくなってしまうため、抜け毛が目立つようになります。抗がん剤の投与をやめると脱毛症はおさまっていきます。

抗がん剤以外の薬による場合は、薬の何らかの作用によって髪の毛が育つサイクルが乱れ、髪の毛が育ちきる前に抜けてしまうことで抜け毛が目立つようになります。こちらも、薬の使用をやめると次第におさまっていきます。

抜け毛の本数を減らすには

女性の髪の毛は一日何本抜ける?

生活習慣を見直す

抜け毛対策で真っ先に行いたいのが、食生活や睡眠などの生活習慣の見直しです。 食生活は、ダイエットや多忙により食事の回数を減らしていないか、外食ばかりになっていないかなどを見直してみてください。食事の回数や量を減らすと、十分な栄養をとることができずに髪の毛や頭皮に栄養が行き渡らなくなってしまいます。また外食ばかりになると、脂肪分の多い偏った食事になりがちです。髪の毛に大切なたんぱく質やミネラル、ビタミンなどを意識しながら、バランスのとれた食生活を心がけるのが望ましいといえます。

睡眠状態の見直しも大切です。髪の毛が育つための成長ホルモンは眠っている間に分泌されるため、睡眠不足の状態では健康な髪の毛が育ちにくくなります。6~8時間程度の十分な睡眠時間を確保することが理想的ですが、社会生活を送っていると「そんなに睡眠時間を取れない!」ということも考えられますよね。そんなときは、短時間でも深く良質な睡眠をとるように寝室の環境などを見直してみましょう。

運動不足は血行不良を招いてしまいますが、デスクワークの多い現代社会では運動不足になりやすいです。エスカレーターではなく階段を使う、軽いウォーキングをするなど、生活に少しずつ運動を取り入れてみましょう。日中に軽く体を動かして適度に疲労しておくことで夜に眠りやすくなり、健康的な生活を組み立てやすくなるというメリットにもつながります。

髪の毛の紫外線対策をする

顔や体の皮膚と同じく、髪の毛や頭皮も紫外線によってダメージを受け、抜け毛の原因となります。髪の毛の紫外線対策は気にしていないという人も多く見られますが、きちんと対策をするのがおすすめです。

髪や頭皮の紫外線対策として、帽子をかぶる、UVカット効果のあるスプレーを使用する、紫外線に当たったあとのケアをきちんとすることなどが挙げられます。

ヘアケアを見直す

髪の毛によいと思ってしていたヘアケアで、逆に頭皮環境を悪化させてしまうというケースがあります。

例えばドライヤーの熱で髪の毛を傷めないようにと考えて、シャンプーのあと自然乾燥にしているという場合、地肌が生乾きになって雑菌が繁殖しやすくなり頭皮環境の悪化を招く恐れがあります。また濡れた状態の髪の毛は傷みやすいため、ダメージにつながることも考えられます。

事前にタオルドライを十分に行って熱風を当てる時間を減らしたり、ドライヤーを近づけすぎないようにしたりといった工夫で、熱によるダメージを抑えながらきちんと乾かすのがおすすめです。このように、思い込みで誤ったヘアケアをしていないかを見直しましょう。

ストレスをためすぎないようにする

ストレスはホルモンバランスの乱れや血行不良などを引き起こし、抜け毛の原因となりやすいです。日常生活で受けるストレスのほかにも、睡眠不足や「もしかしたら抜け毛が多いかも……」と心配することもストレスにつながるため、悩まされることが多い原因のひとつといえます。軽いスポーツや散歩など、自分なりのストレス解消方法を見つけておきましょう。

クリニックに相談する

抜け毛が多いという悩みは、専門のクリニックに相談するのもひとつの方法です。クリニックで診断を受けることにより、そもそも自分の抜け毛は多いのか、どんな理由で抜け毛が多くなっているのかなどのアドバイスを受けることができます。そのため、より抜け毛対策にアプローチしやすくなるといえます。

前述のとおり、抜け毛が多いことで悩むのもストレスのひとつになり得ます。抜け毛が多くて不安だという場合は、クリニックへの相談も視野に入れるのがおすすめです。
Summaryまとめ
女性の抜け毛の本数や原因、抜け毛対策などについてご紹介しました。
抜け毛の本数が気になったら、生活習慣やヘアケアなどを見直すよい機会です。健やかな髪の毛を守り、いくつになってもヘアスタイルのおしゃれが楽しめるよう気を配りましょう。
抜け毛が平均より多いだけでなく髪全体のボリュームダウンにも悩んでいる場合には、専門のクリニックに相談してみましょう。医師のアドバイスを受けてケアを行うことで、セルフケアで変化が見られない抜け毛や薄毛の改善に期待できます。

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この記事の監修医師

AGAスキンクリニック レディース院 診療顧問麻生 泰(あそうとおる)医師

【資格】
医学博士(慶応義塾大学)
【所属学会】
日本形成外科学会
日本美容外科学会
日本マイクロサージャリー学会
AGAスキンクリニック レディース院 ドクター紹介

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