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エイジングケア・育毛ケア【医師監修】痛みにくい髪の乾かし方について
2023/09/19 更新
監修医師
AGAスキンクリニックレディース
診療顧問 田中洋平医師
エイジングケアや発毛分野で様々な研究を行い、国際誌での英語論文数、英語著書数が業界世界一で、発毛治療の未来に貢献している臨床医・医学研究者です。
【経歴】
2012年12月 東京女子医科大学皮膚科非常勤講師
2019年11月 AGAスキンクリニックレディース 診療顧問 就任
【所属学会・資格】
日本皮膚科学会会員
日本美容皮膚科学会会員
毎日のシャンプーの後に欠かせないのが、ドライヤーを使ったブローです。しかし「方法はあまり意識したことがない」という方も多いのではないでしょうか。ブローの方法を見直すことで、髪へのダメージを減らしたり翌朝のセットを楽にしたりとさまざまなメリットが期待できます。この記事では痛みにくい髪の乾かし方を紹介しますので、毎日のヘアケアに取り入れてみてください。
髪の毛がびっしょり濡れている状態からすぐにドライヤーを使用するのではなく、乾かす前の準備をしましょう。この項目では、準備にどんなことをすべきか紹介します。
ロングヘアで髪の毛から水が滴るような状態のときは、軽く水気を絞りましょう。強くねじって絞るとダメージにつながってしまうため、あくまで優しく絞ります。
絞れるような水分がなくなったらタオルドライをしましょう。タオルドライの方法は記事内で詳しく紹介しますので、そちらも参考にしてみてください。
毛流れを整えて分け目を作るため、荒歯のコーム(櫛)で髪をとかしましょう。目の細かいコームを使うと髪の毛が引っかかってダメージの原因となってしまいます。
荒歯のコームがない場合、手ぐしで優しく髪のもつれを取りましょう。
ドライヤーの熱から髪の毛を保護するため、洗い流さないトリートメントをつけましょう。これはアウトバストリートメントとも言われるもので、熱や摩擦からの保護、パサつきの抑制などの作用が期待できます。
洗い流さないトリートメントをつけるときはまず手のひらに出し、手をこすり合わせて指の間までよく伸ばします。それから髪につけることで、ムラなくつけやすくなります。
お使いのドライヤーのスイッチ部分を見てみると、風の種類を三段階に使い分けられることがわかります。これらの風にはそれぞれに特徴があります。種類別の特徴や使い分け方を見ていきましょう。
濡れた状態の髪から大まかに乾くまではこのモードを使用します。
強い温風が出るので、このモードばかり使用して同じ部分に風を当て続けていると、ダメージの原因となってしまいます。そのためドライヤーを小刻みに振るなどして、風を分散させながら使用するのがコツです。
強温風で乾かした後の仕上げやスタイリングなどに適したモードです。
弱い温風のため髪の毛がばらつきにくく、毛流れを整えやすいほか、前髪を乾かすのにも向いています。
ブローの総仕上げに適したモードです。
髪を熱風で乾かしたままにしておくと、余熱で過度な乾燥状態になってしまいます。最後に冷風を当てることで余熱を逃がし、乾燥を防ぐことができます。
また冷風には髪の表面のキューティクルを引き締める作用があり、つやのある髪に仕上げることに期待できます。
ドライヤーの前に、まずタオルドライで水分を取りましょう。髪が濡れすぎているとドライヤーの熱風を当てる時間が長くなってしまい、髪のダメージの原因となってしまうためです。
タオルドライというと、乾いたタオルでゴシゴシと髪をこすって水気を取るイメージがあるかもしれません。しかし濡れた状態の髪はダメージを受けやすいため、ゴシゴシ強くこするのはやめましょう。
タオルドライには吸水性の良いタオルを用意し、頭皮を揉むようにして水分を吸い取りましょう。髪の中間や毛先はタオルで挟み、優しくぽんぽんと押さえます。タオルで水気を拭き取るのではなく、タオルに水分を吸わせるイメージで行いましょう。
タオルドライで水分を取ったらドライヤーの出番です。髪を優しく乾かすにはどのような手順が良いのかを紹介しますので、順番を意識して乾かしてみてください。
根元や襟足などは乾きにくいため、最初に乾かしましょう。湿ったままにしておくと髪のハネの原因になるだけでなく、雑菌が繁殖しやすい状態になってしまいます。
ドライヤーは強温風モードで髪の毛から20cmほど離し、小刻みに振りながら使いましょう。空間を作るようにして乾かすと、根元が乾きやすくなります。
根元が乾いてきたら、髪の毛をゆるく引っ張りながら乾かしていきます。毛先は乾かしすぎになりやすいため、根元から毛先に向けて少しずつ乾かしていくようイメージするのがおすすめです。引き続き強温風で、全体の80%程度が乾いたぐらいの状態で止めましょう。
ここからはドライヤーの風を弱温風に切り替え、前髪を乾かしていきます。
左右両側の斜め上から風を当てることで、前髪のクセを取り、分け目も自然になじませやすくなります。
弱温風で好みのヘアスタイルごとにセットしましょう。ヘアスタイルごとのドライヤーの当て方は次の項目で詳しく解説しますので、自分のスタイルに合わせてセットしてみてください。
セットが終わったらモードを冷風に切り替え、髪にたまった熱を逃がしてあげましょう。ドライヤーは下から上に当てるとダメージの原因になるため、上から下に向けて風をあてるのが大切です。
強温風で髪の毛を80%ほど乾かしたら、ヘアスタイルに合わせた風の当て方でセットしましょう。この項目では髪型別におすすめのドライヤーの当て方を紹介します。ロングヘアやショートヘアといった長さだけではなく、パーマやくせ毛風などのスタイルも紹介しますので、ぜひおしゃれの参考にしてみてください。
ロングヘアの場合は、お辞儀をするように下を向きながら髪を乾かすのがおすすめです。ドライヤーの風を上から当てることで、毛先まで整ったツヤのあるスタイルを作りやすくなります。下を向かずに乾かすと毛先が乱れやすくなってしまうため、下を向くよう意識してみてくださいね。
ボブヘアの場合も下を向きながら乾かしましょう。髪がほとんど乾いたらほんの少し、首元に風を首元に送り込むことで、ふんわりとした内巻きボブスタイルを作りやすくなりますよ。
ショートヘアはトップをふんわりさせ、襟足をタイトにするようブローするのがコツです。
トップ部分は髪をわしづかみにするようにして持ち上げ、ボリュームを持たせます。髪を指でつまみ上げ、温風を根元に送り込むのも良いでしょう。襟足は手のひらやロールブラシなどで押さえ、ボリュームが出ないようにしましょう。
パーマを崩さないように乾かしたい場合、カール部分を手で包み込むようにして風を当てましょう。ドライヤーを動かして風が動くとカールが散らばってしまうため、ドライヤーの位置は固定し、毛束を上下に動かしながら乾かすのがおすすめです。
あえてくせ毛っぽい無造作なスタイルを作りたい場合、髪の毛を握るようにして弱温風を当てます。髪が温まったら冷風を当てましょう。
髪の毛は乾いて冷えるときにくせがつくという特徴があるため、温めて冷やすことでくせ毛っぽいスタイルを作ることができます。
この項目ではダメージを抑えて髪を乾かすのにおすすめのヘアケア用品を紹介します。ヘアケアに取り入れてみてくださいね。
タオルドライにはできるだけ吸水性の良いタオルを選ぶことで、髪を乾かすときの髪のダメージを軽減することができます。吸水性が良ければ髪の毛に当てるだけで水分を吸い取ってくれるので、ゴシゴシこする必要がないためです。吸水性を重視してタオルを選んでみてください。
髪を乾かす際には荒歯のヘアブラシがおすすめなほか、水分や油分が含まれた毛を使用したブラシもあります。またスタイルを整える際には、普通のブラシではなくロールブラシがあると整えやすくなります。「髪をとかせればいいや」と考えてしまいがちなヘアブラシですが、それぞれの特徴をとらえて揃えると髪へのダメージを抑えることができ、スタイリングもしやすくなります。
お風呂から出た後につける洗い流さないアウトバストリートメントには、摩擦や熱から髪の毛を守る働きや、髪の毛に潤いを与えてくれる働きなどに期待できます。ロングヘアをサラサラの質感にしたい、クセを抑えたしっとりした質感にしたいなど、希望に合わせて選ぶことができるのもメリットのひとつです。配合されている成分を見ながら、お気に入りのアウトバストリートメントを選んでみてくださいね。
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ドクターからの回答
自由診療のため、保険は適用されません。女性型AGAも男性のAGA同様に、命に関わる病気でないとされているためです。ただし、お得にご利用いただける各種プランはご用意しております。
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