今だけ!無料

薄毛・抜け毛の悩みの原因【医師監修】出産・産後に起こる抜け毛の原因と対策

2023/11/20 更新

監修医師

AGAスキンクリニックレディース
診療顧問 田中洋平医師

田中 洋平医師のプロフィール写真

【経歴】
2000年 3月 信州大学医学部医学科卒業
2007年 4月 クリニカ タナカ 形成外科・アンティエイジングセンター 開設
2019年11月 AGAスキンクリニックレディース 診療顧問 就任


出産産後に起こる抜け毛の原因と対策

無事に出産を終えてひと安心したのもつかの間、慣れない子育てで忙しい毎日を送るママさんは多いですよね。そんなタイミングで大量の抜け毛に気づくと、大きなショックを受けてしまいますが、実は産後は抜け毛がひどくなりやすい時期でもあるのです。この記事では産後に髪の毛が抜ける原因やおすすめの対策、医療機関の受診などについて紹介します。産後のひどい抜け毛に悩まされているママさんはぜひ参考にしてみてください。

産後に髪の毛が抜ける原因とは

産後の抜け毛・薄毛の主な原因としてあげられるのが「女性ホルモンバランスの乱れ」ですが、実は他にもいくつか原因があります。まずは、産後に髪の毛が抜けてしまう4つの理由について知っておきましょう。

分娩後脱毛症について

産後の脱毛は分娩後脱毛症と呼ばれます。以下に述べるようにいくつかの原因が考えられますが、主な原因はホルモンバランスの変化です。

ヘアサイクル【毛周期】について

ヘアサイクル(毛周期)は「成長期」「退行期」「休止期」の3つから構成されます。成長期に伸びた髪の毛は退行期には衰え抜けやすくなります。そして、休止期に成長が止まり、脱毛していきます。女性の場合はこのサイクルを4~6年で繰り返していますが、様々な理由でこれが乱れることがあります。その一つが妊娠などホルモンバランスの乱れであり、これによりヘアサイクルが影響を受け、脱毛が目立つようになるのです。

【原因1】女性ホルモンバランスの変化

女性ホルモンには「プロゲステロン(黄体ホルモン)」と「エストロゲン(卵胞ホルモン)」という2種類のホルモンがあります。妊娠中はこの女性ホルモンが通常よりも多く分泌されます。
女性ホルモンには、髪の毛の抜け毛を防いだり、髪の成長を促進させたりする働きがあるため、女性ホルモンが多く分泌されている妊娠中は、抜けるはずの髪の毛も抜けにくい状態になっています。妊娠中に毛深くなる人が多いのもこのホルモンバランスが影響しているのです。 産後はこのホルモンバランスが一変、女性ホルモンは急激に減少してしまいます。この減少により、妊娠中に抜けるはずだった髪が一気に抜け落ち、薄毛になってしまうのです。

【原因2】新しい生活でのストレス

退院後、赤ちゃんとの生活が始まると、ママたちは育児や家事に追われ休む暇もありません。特に夜は授乳や夜泣きなどでほとんど眠れず、長い間睡眠不足に陥る人も多いでしょう。この新しい生活での睡眠不足や疲労、ストレスなどが薄毛や抜け毛を増加させてしまうこともあるのです。

【原因3】産後のダイエットによる栄養不足

妊娠中に体重が増えすぎて産後もあまり戻らないというママは多いのではないでしょうか。そんなママ達にありがちなのが産後の無理なダイエット。特に過度な食事制限は栄養不足にもつながり、産後の抜け毛を助長させる原因となるのです。

【原因4】母乳育児による影響

母乳育児が必ずしも産後の抜け毛・薄毛になるという根拠は明らかにされていませんが、ママが食事から摂った栄養が含まれる血液が赤ちゃんのための母乳となるので、産後のママの体は栄養不足に陥りやすくなります。栄養不足になると、髪の毛まで栄養が行き届かなくなってしまう為、髪の成長が止まり抜け毛につながると言われています。

無料まずは医師に直接相談できる「髪の健康診断」から



産後の脱毛が始まる時期について

個人差がありますが、一般的に出産後2~3か月頃から始まり、1年後くらいには元のボリュームに戻るといわれています。

関連記事:産後の抜け毛いつまで続く?症状や原因、効果的な対策方法を解説

産後の脱毛のピークについて

これも人それぞれですが、目安としては出産後3~6か月頃がピークで、半年を過ぎた頃から徐々に脱毛はおさまるとされています。

産後の抜け毛・薄毛におすすめの対策とは

可愛い赤ちゃんとの記念にと、産後は写真を撮ることが多いですよね。そんな赤ちゃんとの楽しい時間を快適に過ごすためにも、産後の抜け毛をどうしようもないなどと諦めず、少しでも悪化しないように対策をすることが大切です。最後に、抜け毛・薄毛進行の予防法についてご紹介します。

【対策1】食生活の改善

次にあげる髪に必要な栄養素を日々の食生活で積極的に摂取しましょう。

たんぱく質(大豆、肉、卵など)
ビタミンB群(豚肉、まぐろや鰹など)
鉄分(レバー、貝類、ひじき等)

【対策2】良質な睡眠をとる

育児中のママには難しいかもしれませんが、睡眠不足にならないように心がけることが大切です。特に、成長ホルモンが分泌される夜の10時~深夜2時の間はなるべく眠れるような環境にしておきましょう。

【対策3】育毛剤で頭皮ケア

産後女性向けに作られた育毛剤が多数販売されています。産後は頭皮がデリケートになっているので、無添加や低刺激の育毛剤を選んで、頭皮環境を改善すると良いでしょう。

【対策4】専門医に相談

あまりに薄毛の進行が深刻だったり、産後1年以上たってもおさまらなかったりするようであれば、一度専門医に診察してもらいましょう。もしかしたら”産後”以外の原因が潜んでいるかもしれません。

【対策5】頭皮に負担が少ないシャンプーを使用する

シャンプーはメーカーやパッケージ、香りなどで選びがち。しかし洗浄力の強すぎるシャンプーは皮脂を落としすぎてしまい、頭皮のバリア機能を弱めて薄毛を悪化させる恐れがあります。

薄毛が気になる場合は成分に気を配り、頭皮への負担が少ないものを選ぶようにしましょう。刺激が少ない成分で頭皮にやさしく洗うためには、アミノ酸系界面活性剤を使用しているシャンプーがおすすめです。シャンプー選びの際には、ぜひ成分表示を確認してみてください。

おすすめのヘアケア用品

毎日のヘアケアに使うアイテムに気を配ることで、産後の抜け毛の改善を目指しましょう。この項目ではヘアケア用品の選び方や、おすすめのヘアケアアイテムを紹介します。

ヘアケア用品の選び方

ヘアケア用品にはさまざまな有効成分が配合されています。自身の髪の毛や頭皮の状態に合った有効成分を配合しているアイテムを選ぶことで、健康な髪の毛を取り戻しやすくなります。どんな成分にどんなはたらきが期待できるのかを確かめておきましょう。

グリチルリチン酸2k

殺菌作用や抗炎症作用などがあり、頭皮環境を保つはたらきに期待できます。

ピロクトンオラミン

殺菌作用や抗酸化作用、皮脂の過剰分泌を抑える作用に期待できます。

サリチル酸

抗炎症作用や殺菌作用で、頭皮を健やかに保つ働きがあります。

コラーゲン

さまざまな化粧品にも配合されている成分で、頭皮の保湿性や柔軟性を向上させるはたらきがあります。

ヒアルロン酸

こちらもさまざまな化粧品に配合されている成分で、保水力があることから頭皮に潤いを与えてくれます。

人参根エキス

育毛剤の有効成分として認められる「ジンセノサイド」という成分が含まれています。

【おすすめ1】Dr.BALUMO (ドクターバルモ)

Dr.BALUMOは育毛シャンプーのひとつで、薄毛の原因となる男性ホルモンを阻害する作用に期待できる「ケトコナゾール」という成分が配合されています。ケトコナゾールには抗菌作用もあり、フケやかゆみを抑えたいときにもおすすめです。
Dr.BALUMO (ドクターバルモ)

【おすすめ2】Balumo M (バルモ エム)

Balumo Mは毛髪だけではなく、頭皮ケアのことも考えて作られた育毛シャンプーです。シャンプーでは洗浄だけではなく血行促進や毛髪のボリュームアップを目指し、トリートメントでは毛髪や頭皮全体の補修、保護が期待できます。抜け毛のもととなる男性ホルモンを抑制したり、髪の毛の成長周期を整えたりする働きが期待できる「キャピキシル」を配合しているのも注目すべきポイントです。
Balumo M (バルモ エム)

【おすすめ3】Balumo F (バルモ エフ)

Balumo Fはスカルプケアに注目した育毛シャンプーです。植物由来の美容成分である「フラバンジェノール」を配合しており、抗炎症作用や抗酸化作用、血行促進やかゆみの抑制に期待できます。
Balumo F (バルモ エフ)

シャンプー選びに困ったら

自分の症状や体質に合ったシャンプーを選ぶのに困ったら、以下のリンクの情報をご参照ください。
女性の薄毛治療

産後の抜け毛、気になる場合は何科へ行くべきか

セルフケアだけでいいのか不安な場合や、抜け毛の他にも体調不良があるという場合などは、医療機関を受診するのがおすすめです。この項目では、症状ごとに何科を受診すべきかを紹介します。

ひとまず相談したい時は産婦人科へ

抜け毛の他には気になる症状がないけれど相談したいという場合は、まず産婦人科を受診するのがおすすめです。産婦人科の医師は、妊娠中や出産後の身体の変化についても詳しいためです。出産前から受診していた医師であれば、相談がしやすいというメリットもあります。

体調不良があるなら内科へ

抜け毛の他に体調不良がある場合は内科を受診しましょう。抜け毛の裏に内臓疾患が隠れている可能性や、疾患まではいかなくても内臓が弱っている可能性があるためです。疾患を治療したり、内臓の機能を回復させたりすることが、産後の抜け毛を改善する第一歩となります。

頭皮のかゆみや炎症があるなら皮膚科へ

頭皮にかゆみや赤み、腫れなどがある場合は皮膚科を受診しましょう。頭皮が炎症を起こしている状態では、健康な髪の毛を育てることは難しく、悪化させる恐れがあります。産後は乾燥や皮脂の過剰分泌などで頭皮が炎症を起こしやすい状態になっているため、頭皮を健康にすることからケアを始めましょう。

ストレスや不安を感じるならメンタルクリニックへ

ストレスは交感神経の乱れを招き、血管を収縮させることで、髪の毛や頭皮に栄養が行き渡りにくくなります。慣れない子育てに強い不安やストレスを感じるという場合はメンタルクリニックを受診しましょう。抜け毛の原因がストレスや不安にある場合、メンタルクリニックでストレスを緩和することで抜け毛の改善に期待できます。

専門クリニックの診療の検討

以上、頭皮のトラブル別の対応について説明しました。それぞれの症状ごとに専門のクリニックにいくことが大切だということがお分かりいただけたと思います。「抜け毛が気になる」「抜け毛が続く」という方は髪の毛の専門クリニックであるAGAスキンクリニックをご検討ください。「料金が心配」「続けて通院できるか不安」という方はまず無料の「髪の健康診断」をお試しください。

Summaryまとめ
産後の抜け毛は誰にでも起こりうる可能性があります。また、通常は何年も続くものではなく、「一生薄毛のままだったらどうしよう」と心配する必要もありません。あまりショックを受けすぎず、落ち着いて適切なケアを行うことが大切です。1年以上経過しても薄毛が改善しない場合は、女性の薄毛を専門とするクリニックに相談してください。AGAスキンクリニックでは無料カウンセリングを行っています。一人で薄毛の悩みを抱え込まず、専門の医師に相談して、一日でも早く明るい気持ちでお子さんと向き合えるようにしましょう。

関連記事:女性の薄毛の症状や原因、改善方法について

無料まずは医師に直接相談できる「髪の健康診断」から

今すぐ予約 ・・・・・ するならこちら

女性の薄毛治療についての
よくある質問

  • 薄毛・抜け毛の相談だけで予約しても大丈夫ですか?

    ドクターからの回答

    はい、問題ございません。「髪の健康診断」で1年に1度薄毛・抜け毛のチェックのために定期的にご来院いただく方もいらっしゃいます。まずは不安解消のためにもお気軽にご相談ください。完全予約制となりますのでご来院にはご予約が必要となります。院内で極力他の患者さまとすれ違わないように配慮し予約調整させていただいています。ご予約はこちらよりお願いいたします。

  • 女性の薄毛・抜け毛治療の費用はどのくらいかかりますか?

    ドクターからの回答

    薄毛の進行状態やどの程度生やしたいかによって異なります。

    オンライン診療であれば、女性の薄毛・抜け毛予防3,800円/月、抜け毛抑制5,800円/月、髪を増やす場合は10,000円/月から治療できます。来院の場合はまた費用が異なりますが、平均して月々1万~2万円程度のお支払いただいている方が多いです。治療費について、詳しくは料金表ページをご覧ください。

  • 薄毛治療の費用を安く抑える方法はありますか?

    ドクターからの回答

    AGAスキンクリニックレディースでは、各種お得なプランをご用意しております。モニターで利用いただければ30%OFFにて治療いただけます。お支払いに関しても現金以外にクレジットカード、PayPay、LINE Pay、メディカルクレジット(医療ローン)、楽天ポイントもご利用いただけます。

  • 女性の薄毛治療・FAGA治療では、保険は適用されますか?

    ドクターからの回答

    自由診療のため、保険は適用されません。女性型AGAも男性のAGA同様に、命に関わる病気でないとされているためです。ただし、お得にご利用いただける各種プランはご用意しております。

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • LINEで送る

あわせて読みたい薄毛・抜け毛の悩みの原因の記事一覧