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薄毛・抜け毛の治療方法【医師監修】育毛剤と発毛剤の違いをわかりやすく解説
2023/09/19 更新
監修医師
AGAスキンクリニックレディース
診療顧問 田中洋平医師
【経歴】
2000年 3月 信州大学医学部医学科卒業
2007年 4月 クリニカ タナカ 形成外科・アンティエイジングセンター 開設
2019年11月 AGAスキンクリニックレディース 診療顧問 就任
薄毛が気になったとき、育毛剤を試そうと考える方は多いのではないでしょうか。しかし、育毛剤には直接的に発毛に働きかける成分は含まれていません。間違ったセルフケアや育毛剤の使用によって、薄毛が進行してしまう恐れもあります。今回は、育毛剤と発毛剤の違いをわかりやすくご紹介します。
育毛剤と発毛剤は、作用が全く異なります。選び方を間違えると薄毛の悩みが大きくなる恐れがあります。
育毛剤は頭皮環境を整えて、すでに生えている髪のコシやハリを維持することを目的としています。最近、髪が細くなってきたような気がするといった場合には育毛剤が効果的ですが、薄毛の進行を止める作用はないため注意が必要です。
育毛剤は医薬部外品であり、薬局やドラッグストアで簡単に購入できます。セルフケアとして自己判断で取り入れても問題がない成分が含まれており、作用も緩やかなものが多いです。頭皮環境の乱れが気になっている場合は、育毛剤を使用してもよいでしょう。
もちろん強い炎症を鎮めたり、アトピー性皮膚炎のような慢性的な病気を治したりする働きは期待できないため、頭皮トラブルを見つけた際には、育毛剤を使用する前にクリニックを受診することが大切です。
発毛剤は、髪を生やす作用があると認められている製品です。育毛剤が髪質の改善や薄毛の予防に使うのに対して、発毛剤は薄毛の治療に使用します。そのため、すでに薄毛が始まっている場合には、発毛剤を使用することが望ましいです。
日本で普及している発毛剤は、ミノキシジルを配合した外用薬です。ミノキシジルは髪を生成する毛母細胞の細胞分裂を促すことで、太くてコシのある髪へと導きます。そのため、FAGAのようにホルモンの関係で薄毛になっているケースに対しても症状の改善が期待できます。
発毛剤は医薬品のため、購入するには医師から処方せんを発行してもらう必要があります。まずは、クリニックを受診して、薄毛の悩みを伝えましょう。
発毛剤を使用するまでもなく、育毛剤で現在の悩みを解消できる場合もあります。育毛剤の使用がおすすめの方は次のとおりです。
髪が細くなった気がする場合は、育毛剤を試してみましょう。髪が細くなるのは、FAGAの前兆の恐れがあります。しかし、それだけでFAGAとは断定できないため、まずは育毛剤で様子を見てもよいでしょう。
周りに薄毛の人が増えてきて、自分も薄毛になるのではないかと心配になっている方は、育毛剤によるケアを始めてもよいかもしれません。薄毛が気になりストレスを感じると、頭皮への血流が低下して、結果的に髪のコシやハリが失われる可能性があります。
快適に日常を過ごすためにも、育毛剤を使用しましょう。そして、薄毛になってきてしまったら、育毛剤ではなく発毛剤を使用することが大切です。
頭皮がカサついている場合は、育毛剤でケアしてみましょう。育毛剤には、保湿成分が含まれているため、頭皮の乾燥を改善できる可能性があります。ただし、保湿成分の種類によっては、かえって頭皮に負担がかかる恐れがあるため、カサつきがひどい場合はクリニックを受診しましょう。
医薬品を使用して、しっかり治すことが大切です。乾燥した頭皮はダメージを受けやすいため、ますます頭皮環境が乱れてしまいます。
頭にかゆみやフケの症状があれば、頭皮が乾燥している恐れがあります。そのため、育毛剤で保湿することで、頭皮環境の改善が期待できます。ただし、悪化すると育毛剤でのケアでは改善が期待できないため、少しでも不安に感じたらクリニックを受診しましょう。
発毛剤は、次のような人におすすめです。
頭頂部が薄くなっているなどの症状がある方は、すでに薄毛が進行している可能性が高いため、発毛剤を使って治療を始めた方がよいでしょう。クリニックを受診して診断を受ければ、発毛剤や内服薬を処方してもらえます。
発毛剤と内服薬を併用すれば、より効率的に薄毛が治療できます。また、専門知識を持つ医師の診察を定期的に受けることにより、結果的に薄毛に対する不安感を抑えられるでしょう。
発毛剤は、十分な安全性が確認されている医薬品のため、副作用のトラブルが起きたとき、医薬品副作用被害救済制度を利用できる可能性があります。給付金によって、金銭的な負担を抑えることが可能です。
また、発毛剤は、副作用が起こる確率から薄毛の改善を実感できた人の割合まで、さまざまなデータが揃っています。特に、新薬(先発医薬品)は豊富な使用実績があるため、大きな不安もなく使うことができるでしょう。
薄毛が気になっているだけの段階でも、早めに対策を始めたい方は、発毛剤の使用を視野に入れてもいいかもしれません。
育毛剤には、保湿成分や抗炎症成分などが含まれています。対して発毛剤には、日本で発毛作用が認められているミノキシジルなどが含まれており、保湿成分や抗炎症成分とは作用が異なるため、併用しても問題はありません。
育毛剤と発毛剤を併用すれば、薄毛を効率的に改善できる可能性がありまが、育毛剤は髪のハリやコシの維持が目的であり、FAGAのような薄毛の症状を予防する作用はありません。そのため、育毛剤を発毛剤の併用は、メリットを感じられない可能性があります。
薄毛が気になったら、その時点で専門のクリニックに相談することが大切です。FAGAは、放っておくと進行します。薄毛が気になった段階で専門クリニックに相談すれば、自分に合った治療を開始できます。早く治療を始めれば、そのぶん早く悩みを解消できるでしょう。
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ドクターからの回答
自由診療のため、保険は適用されません。女性型AGAも男性のAGA同様に、命に関わる病気でないとされているためです。ただし、お得にご利用いただける各種プランはご用意しております。
監修医師
AGAスキンクリニックレディース
診療顧問 田中洋平医師
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