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女性の薄毛に関するQ&A
Q&A
薄毛・抜け毛の不安
ドクターからの回答
毛が生え変わるサイクルに沿った自然な1日あたりの抜け毛の本数は、100本といわれています。おおむね100本をはるかに超える量の抜け毛があったり、だんだん本数が増えたりしているときは、要注意です。しかし、抜け毛が増えてからといって、薄毛に必ずしも直結するわけではありません。抜け毛にはさまざまな要因が複雑に絡み合っているので、髪によくない習慣を改善していくことで、抜け毛が止まる可能性も期待できるからです。
年齢を重ねるにしたがって、抜け毛が増える人は多いです。近年の研究で指摘されているのは、加齢による“抗酸化力”の低下です。抗酸化力とは、老化の原因のひとつといわれる活性酸素を自然に取り除く力のことです。活性酸素はすべてが身体に悪いわけではなく、適度な量であれば細菌と闘う役割を果たしてくれます。しかし、過度な紫外線、喫煙やストレスによって、体内にサビのように蓄積されてしまいます。
活性酸素は、抜け毛とも深い関わりがあります。髪の毛を作り出す働きのある毛母細胞の働きを弱めてしまうからです。活性酸素を取り除く抗酸化力が高い20代のうちは、毛母細胞を弱める活性酸素を体内で除去することもできます。しかし、40代になって抗酸化力が落ちることによって、体内でほかの部分で発生した活性酸素を除去するのが精いっぱいになってしまうことが多いのです。そのため、加齢による抜け毛対策としては、活性酸素を除去する抗酸化物質を体外から取り入れることが大切になっていきます。
活性酸素は、いくつかの種類があります。そのうち、体内に最も悪影響を及ぼすといわれている活性酸素が、ヒドロキシラジカルです。放射線を浴びたときに発生するとされ、細胞膜を傷つけてしまう危険性があります。ヒドロキシラジカルを除去するには、細胞のエイジングを防ぐビタミンEが効果的です。ビタミンEは毛母細胞の働きを活性化するだけではなく、全身の血流をよくする働きがあるので頭皮の環境改善効果も期待できます。
ビタミンEは、さまざまな食品に含まれています。魚介類では、うなぎやはまち。野菜やナッツ類ではかぼちゃ、菜の花、アーモンドに含有量が多いです。卵や小麦胚芽にも含まれているので、毎日の食卓にビタミンEが含まれた食材をひとつ以上取り入れるようにしましょう。ほかにも抗酸化物質は、ポリフェノールやビタミンCなど数えきれないほどの種類がありますが、中でも薄毛を改善する効果が期待できるのは必須アミノ酸です。
アミノ酸は毛髪の合成をする栄養素なので、髪の毛にとっても欠かせない抗酸化物質です。そもそも人間の身体の約16%はたんぱく質で構成されており、筋肉・骨・皮膚・毛髪の原料になっています。このたんぱく質で構成されているのが、20種類のアミノ酸です。そのうち、9種類は必須アミノ酸とよばれ、体内で合成することができません。髪の毛を育てたいのであれば、赤身肉やたまごなどのたんぱく質をしっかりと摂取するようにしましょう。
髪の毛が最も成長するのは、成長ホルモンが分泌する時間帯である午後10時~午前2時の時間帯です。副交感神経の働きが優位になり、成長ホルモンの分泌がほかの時間帯と比較して急激に跳ね上がります。できれば午後10時前に寝床に入り、成長ホルモンをきちんと分泌させる生活リズムに変えていくといいでしょう。
頭皮の血流の悪さは、薄毛の原因につながる要因のひとつです。頭皮そのものをマッサージするのも有効な方法ですが、意外と盲点なのが首や肩の血流の悪さです。首や肩がパンパンに張っている状態では、頭皮への血液の流れも悪くなってしまいます。頭皮だけではなく、首や肩も合わせてマッサージするようにしてください。
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AGAスキンクリニックレディースは “女性の薄毛”治療に焦点を当てた「女性の“髪”のクリニック」です。
開院以来、多くの女性が髪の悩みで来院しています。薄毛に悩んでいる女性の方は多く、病院で治療をする方が増えています。