女性の薄毛に関するQ&A

Q&A

セルフ育毛ケア・予防

  • カラーやパーマは薄毛に繋がりますか?

    ドクターからの回答

    結論から言えば、カラーやパーマは薄毛につながります。カラーやパーマをする際には薬品を使用し、これが髪にとって悪い影響を及ぼすことになります。

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フサちゃん

カラーやパーマのリスク

よく「カラーやパーマは髪が傷む」といわれることがありますが、これは本当です。しかしながら抜け毛に繋がるかと問われれば、実は必ずしも繋がるとはいい切れません。毛根からさっぱりと抜け落ちることを抜け毛と呼びますが、抜け毛と切れ毛を勘違いしている方も多く、この違いが誤解を生んでいる原因にもなっています。カラーやパーマは髪が傷みますので当然切れ毛も多くなってしまいます。切れ毛が多くなればその分毛の量も減って見えることから、薄毛に繋がるというわけです。

またパーマ液や染料は頭皮に負担をかけるのも事実です。1度や2度染めたりパーマをかけたりする程度では負担もそれほど大きくはありませんが、これが半年に1度、3ヶ月に1度、回数が増えていけば頭皮が受けるダメージも徐々に蓄積されていき、最終的には抜け毛に繋がることもあります。 ただし、これはケアの仕方次第で負担を軽減させることも可能です。頭皮も含めてよく髪を洗う、頭皮マッサージを行うなどしてケアをしっかりと行っていけば抜け毛の心配もありません。

薄毛を防ぐためには

カラーやパーマをするようになってから抜け毛が増えてきたという方は、カラーやパーマの回数を減らしてみる、髪と頭皮をよく洗い、シャンプーやコンディショナーなどが頭皮に残らないようによく洗い流す、頭皮によいタイプのシャンプーを使用するなどの対策をしてみることをお勧めします。 市販のシャンプーにはほとんどの場合シリコンが混ぜられており、よく洗い流さずに頭皮に残ったままだと、これが原因となって抜け毛を増やしてしまう可能性があります。パーマやカラーによってダメージを受けた頭皮に対してさらに追い打ちをかけてダメージを負わせてしまうことになりますので注意が必要です。もしも不安な場合にはノンシリコンのシャンプーを使用してみるなど、頭皮に影響を及ぼしにくいシャンプーを選ぶのもよいでしょう。
カラーやパーマの回数についてはいうまでもありませんが、当然回数が少ない方が頭皮へのダメージも少なくて済みますので、回数を減らしてみるのも有効です。

生活習慣も関係している

パーマやカラーより深刻な問題なのはむしろ食事とストレスです。髪を健康に保つためには栄養補給は必要不可欠です。無理なダイエットで食事制限を行ってしまうと、髪に必要な栄養素も補給できず、これが抜け毛に繋がることもあります。またストレスをため込んでしまうと、ホルモンのバランスを崩してしまう可能性があり、抜け毛を始め、様々な健康被害にも繋がりかねません。栄養バランスの取れた健康的な食生活を目指す、ストレスをためないように適度に体を動かしストレスを発散させる、無理なダイエットはしないなど、生活習慣に気を付けることでカラーやパーマ以上に抜け毛を予防することが可能です。

ダイエットによって食事制限をしている、カラーやパーマの回数も多い、普段は運動をあまりしない、偏った食事になっている、睡眠時間も不十分、ストレスも抱えていて発散していない、といった悪条件が多く当てはまる方はひとつずつ改善していかなければなりません。薄毛はすぐに治るものではなく、時間をかけて徐々に治していくものですので、薄毛が進行してしまう前になんとかして食い止めなければ時間を無駄にしてしまいます。日頃から意識して健康的な生活を送っていくことを心掛けていきましょう。薄毛が進行してしまってからでは元の状態に戻すことは時間も努力も必要となってしまいます。