女性の薄毛に関するQ&A

Q&A

薄毛・抜け毛の不安

  • 薄毛に悩む女性って多いんですか?

    ドクターからの回答

    今まで薄毛といえば、男性が注目されがちでした。しかし、女性の薄毛・脱毛は、年々増え続けている傾向にあります。薄毛に悩んでいる女性が増えている理由としては、ストレスやライフスタイルの変化が挙げられます。今まで薄毛・脱毛といえば、シャンプーや育毛剤、食品やサプリメントが主な対策法でした。しかし、AGA(男性型脱毛症)に悩む男性が、医療機関で治療することが増えた影響か、FAGA(女性男性型脱毛症)にかかった女性も病院にかかる人が増えています。

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フサちゃん

自己判断が薄毛の進行を早めてしまうことも

女性だけではなく、男性にもいえることですが、薄毛に悩む人の多くが誤った自己対処法によって、薄毛を進行させてしまうことが多いです。例えば、皮脂分泌量が多い20代に使っていたシャンプーをそのまま使い続けていることで、頭皮や毛髪に負担をかけていることもあります。また、女性の場合、男性とはホルモンバランスが相対的で、頭皮の皮脂の量も男性ほど多くありません。ご主人が使っている薄毛用のシャンプーや育毛剤を一緒に使ってしまい、薄毛を悪化させてしまうこともあります。

はじめて専門医にかかるきっかけが、自分なりの対処法で悪化してしまったことや自己判断でまったく薄毛が改善しないことによる人は年々増加傾向にあります。理想的な薄毛対策としては、専門医にかかることが一番です。薄毛を進行させている原因を専門医の診察で知ることが、薄毛・脱毛を改善する第一歩だといえます。男性と女性では薄毛の原因が異なるので、女性ならではの正しい薄毛の対応策を知ることもできます。女性で薄毛の治療に訪れている人は増加しているので、恥ずかしがらずに早めに正しい対応を知るのが肝心です。

現在の生活習慣のメモやお薬手帳を持参すると効率的

専門医にかかるときのポイントは、自分の状態を正しく医師に伝えることです。いざ診察室に入ると、何を伝えたいかまとまらないことも多いので、メモにまとめておくとよいでしょう。いつから薄毛に悩んでいるのか、どんな症状に悩んでいるのかという症状に関することは、初診で必ず聞かれます。また、薄毛は生活習慣と密接な関連があるので、現在の生活習慣やライフスタイルについてもよく質問されます。

医師の診断の元、外用薬や内服薬が出されることもあります。現在、ほかの医療機関に受診している人は、お薬手帳を持参していくと便利です。薬局でお薬手帳の有無を聞かれるため、薬剤師のみにお薬手帳を出す人が多いのですが、診察時に担当医師にも見せるようにしてください。現在のほかの薬を飲んでいる場合、飲み合わせや副作用を考えた薬を医師が処方しやすくなるからです。

市販の育毛剤やサプリメントも医師に報告を

医療機関にかかるまで、様々な薄毛対策法を試した人も多いでしょう。ドラッグストアなどで購入した市販の育毛剤やシャンプー・サプリメントがあるならば、携帯電話の写真に撮っておくのもよいでしょう。診察時に「市販の育毛剤を使っても、治らなかった」と伝えるより、具体的な製品の画像を医師に見せた方が話もスムーズに進む場合もあります。現在使っている育毛剤をそのまま使い続けてよいのかどうか、医師の意見を聞いてみましょう。

経口避妊薬やステロイド剤などを長期服用している人は、必ず医師に報告するようにしましょう。女性の薄毛の原因は、服用している処方薬や持病による場合もあります。薄毛が気になったときは専門医の受診と合わせて、かかりつけの内科に相談してみることをおすすめします。年々、薄毛治療に関する研究が進み、数年前より医療が発展しています。繰り返しになりますが、自己対処でなく病院に早めにかかるようにしましょう。