女性の薄毛に関するQ&A

Q&A

セルフ育毛ケア・予防

  • 日常でできる薄毛対策や育毛ケアはありますか?

    ドクターからの回答

    女性の薄毛化は大きく分けて2種類のタイプに分かれます。ひとつ目はホルモンバランスが原因となる抜け毛、ふたつ目は遺伝などが原因となりFAGA(女性男性型脱毛症)になっているケースです。大抵の場合はひとつ目のホルモンバランスが原因となりますので、日常生活からケアをお考えの際には、こちらに注目して予防を行っていくべきでしょう。
    (参考記事)女性の薄毛の症状や原因、改善方法について

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フサちゃん

ホルモンバランスに注意

ホルモンバランスとは男性ホルモンと女性ホルモンのバランス、比率のことを指し、これが崩れてしまうことによって髪が痩せ細り、薄毛が進行してしまうことになります。このバランスが自然に崩れてしまうケースは出産後と閉経後のふたつの時期です。
出産後は女性ホルモンの分泌量が減少して、男性ホルモンとの比率が理想的でなくなってしまいます。これは女性ならば誰でも例外はありません。1年程度の時間をかけて徐々に回復していきますので、抜け毛が少し多くなってもあまり気にすることはありません。ただし、1年以上の時間が経過してもなお抜け毛の量が多いようでしたら、ほかのことが原因になっていると考えられますので、そのときには専門家に相談してください。
次に閉経についてですが、こちらも女性ホルモンの分泌量が減少するきっかけとなります。体の老化によるものですので、ある程度は仕方の無いものだと割り切る必要があります。ただし、若返ることはできなくても老化を遅くすることは可能です。健康的な日常生活を送るように心がけてください。

このほかにホルモンバランスが崩れてしまうきっかけとしては、食事制限と睡眠不足、ストレスを抱えてしまうケースが考えられます。
食事は健康を維持するために非常に重要となり、これは体のみならず髪にとっても重要となります。食事を減らしてしまうと髪を作るために必要な栄養も摂取できないため、髪が痩せ細り、薄毛につながってしまいます。野菜中心の健康的な食生活を心掛けてください。食事をする上でお勧めなのは大豆を食べることと野菜を食べることです。大豆イソフラボンは女性ホルモンと似た働きをしてくれるため、女性ホルモンの分泌量が減少してしまっているときに摂取すれば、それを補ってくれます。お豆腐や納豆なども積極的に食べるようにしましょう。また野菜はビタミン類を豊富に含んでいるだけでなく、血液をサラサラにしてくれる働きもあります。血流が悪くなってしまうと髪を生成するために必要な栄養素が充分に届けられず、髪が痩せることにつながります。そのため脂が多い食事は血流を悪くさせますので、髪にとってはあまりよくはないといえます。

ストレスを改善

ストレスについても健康的な髪を維持するためには重要です。ストレスを抱えてしまうと、女性ホルモンを分泌する子宮の働きが悪くなってしまい、分泌量も減少してしまいます。そのため、日頃から適度にストレスを発散させていくことで薄毛対策となります。 このほかにも睡眠時間は髪の健康のためには重要です。人は眠ることである程度ストレスを発散させることができます。ストレス発散方法として遊ぶことや運動することがお勧めですが、これ以外にも眠ることで発散可能ですので薄毛対策としてはよい手段といえます。また睡眠を取るタイミングにも注意したいところです。俗に美のゴールデンタイムとも呼ばれる午後10時から深夜2時までの時間帯は髪が成長する時間帯でもあります。この時間には眠りにつくことを日頃から心がけていくとよいでしょう。

このように薄毛の対策方法は普段の生活から実践できるものが多いので、皆さんもぜひ試してみてください。基本的に体によいとされる健康的な生活は、髪にとってもよいことが多いですので、難しいことは考えずにとにかく健康的な毎日を送ることを心掛けてみてください。